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【クイズ】うがい薬の違い、説明できますか?



🦷 うがい薬の違い、説明できますか?
のどの痛みや口内トラブルに使われる「うがい薬」。  
でも、種類が多くて 「何が違うの?」 と迷うこともありますよね?  

今回は、「アズノール」「ネオステグリーン」「デンターグル」「イソジン」の4種類をクイズ形式で楽しく学んでいきましょう!  

📝 Q1:アズノールうがい液の特徴は?

A. 抗炎症作用があり、粘膜を保護する 
B. 強力な殺菌作用がある
C. 痛みを和らげる局所麻酔作用がある  

▶ 正解は…「A. 抗炎症作用があり、粘膜を保護する」! 

アズノールうがい液(一般名:アズレンスルホン酸ナトリウム) は、抗炎症作用を持つうがい薬。  
粘膜を優しく保護しながら炎症を抑えるため、口内炎やのどの炎症があるときに適しています! 
また、創傷治癒促進の効果もあります。
余談ですが、アズレンは実はキク科の植物「カミツレ(カモミール)」由来の成分みたいです!


💡 ワンポイント!  
・殺菌作用はほとんどないので、のどの痛みや口内炎の炎症ケア に向いている  
・低刺激で使いやすく、小児や妊婦さんにも使いやすい!  
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📝 Q2:ネオステグリーンうがい液の主成分は?

  A. ポビドンヨード
B.ベンゼトニウム塩化物
C. アズレンスルホン酸ナトリウム  

▶ 正解は…「B.ベンゼトニウム塩化物」!

ネオステグリーンうがい液の主成分は「ベンゼトニウム塩化物」。  
細菌やウイルスの殺菌作用があり、口腔内の消毒や抜歯創の感染予防に使われることが多いです!  

💡 ワンポイント!  
・細菌の細胞膜を破壊して殺菌する作用を持つ  
・刺激が少なく、口腔内の消毒や抜歯創の感染予防に使いやすい! 
・ただし、強力な殺菌作用はないため、感染症の治療には向かない 
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📝 Q3:デンターグルうがい液の特徴は? 

A. 歯周病や口臭予防に特化している
B. のどの炎症を和らげるために使われる  
C. 殺菌的作用な作用を示す 

▶ 正解は…「C. 殺菌的作用な作用を示す 」! 

デンターグルうがい液(一般名:フラジオマイシン硫酸塩含嗽剤)は、抗生剤含有のうがい薬です。
他のアミノグリコシド系同様にタンパク質合成阻害による殺菌作用により、抜歯創や口腔の手術創の二次感染に対して用います 

💡 ワンポイント!  
・長期使用すると口の中の常在菌バランスが崩れる可能性があるため、歯科医の指示が重要 
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📝 Q4:イソジンの主成分は? 

A. ポビドンヨード
B. クロルヘキシジン
C. CPC(塩化セチルピリジニウム)

▶ 正解は…「A. ポビドンヨード」!  

イソジンうがい液の主成分は「ポビドンヨード」で、殺菌作用を持つうがい薬。  
風邪・インフルエンザの予防や、口腔内・喉の殺菌消毒に使われることが多いです。  

💡 ワンポイント!
・ポビドンヨードは、ヨウ素を含むためウイルス・細菌を幅広く殺菌できる 
・甲状腺疾患のある人や、ヨウ素アレルギーの人は使用を避ける必要がある
・口腔内の常在菌まで殺してしまうため、頻繁な使用は避けたほうがよい! 
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🔍 こんな使い分けがオススメ!

✔ のどが痛い・口内炎がある→ アズノール
✔ 感染予防をしたい→ ネオステグリーン
✔ 傷などから感染に対して→ デンターグル
✔ 強力な殺菌が必要 → イソジン 

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🔍 クイズを解いたあなたは…
✅ うがい薬の主成分を理解できた!
✅ それぞれの特徴や適応を説明できる!
✅ 指導時に患者さんに最うがい薬の違いを説明できる!  

「なんとなく選んでいたうがい薬」も、こうして整理すると違いが明確ですね!  
あなたも今日から「うがい薬のスペシャリスト」になりましょう!

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