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目の前の人の「人生を、ながく後押しできる原体験」を生み出す、そんな仕事がしたくて

自分に向き合って、チャレンジして、努力したその先で、大きな選択を迫られるとき。

その先で何が待っていても、誰も責任取ってくれないんだよなあ。

そのまま辛いなって気持ちでただ生きることもできるんだけど、せっかくの生きてるんだし、もう同じ人生は巡って来ないだろうから、自分らしく生きたい。楽しく生きたい。

そう思える人が増えたらいいな、そしてそれが一人ひとりの内側から湧き上がるエネルギーであってほしい。

それが今1番、つくりたいものです。

ちょうど入社してを一年が経ったので、この仕事で得たものを備忘的に振り返ろうと思います。

9歳、ちゃんと生きるぞと決意

不器用ながらにわたしと妹をとんでもなく可愛がってくれたじいじが2人とも亡くなって、うちのファミリーはぽっかりと穴が空いてしまった。

幼いながらに、絶対ちゃんと生きなきゃダメだって決心したのはこの頃だったように思う。

命を無駄にしちゃいけないし、ただ生きてるだけじゃダメだ。その確信がきっと、私自身の軸をつくる、初めの原動力だったんだと思う。

10歳、勉強って面白じゃん

ぽっかり空いてしまった何かを埋めたかったのか、忘れたかったのか、何かを学ぶことが急に好きになった小学生4年生。

いまだに実家に帰るといつも父とこの頃の話をするんだけど、そのせいもあって、勉強って面白いんだなと夢中になった時期のことをよく思い出したりする。

勤勉な父から学んだのは、知識じゃなくて、勉強する意味で、勉強を通して描ける世界だった。誰も教えてくれなかった問いをぶつけてくれて、一緒に答えを探してくれて、またひとつ小さい武器を得たタイミングだったと思う。

ワンチームな家族のもとで育って、本当にハッピーだな。

18歳、世界に一歩出て知った「しあわせ」のかたちと、他者の関わりかた

つぎのターニングポイントであろう出来事、それはフィリピン/インドネシアでの海外ボランティア。

住み込みでボランティアをして、Giveの気持ちを粉々にされて、何かを教えよう、与えようって気持ちがどんなに傲慢か知った。自分の圧倒的傲慢さを打ちのめされまして、"他者のしあわせと自分の関わり方"を模索するようになった18歳。

Give and Takeじゃなくて、Give and Giveで世界はできているし、わたしたち一人一人が思っている以上に、世界にはたくさんの「しあわせ」がある。

そこに介入していいところと、しちゃいけないところがある気がして、5年くらい旅したり、TABIPPOしてみたりして模索した。未だにこれが、私が答えを見つけたいラインであり、難題であり、どんな事象にも通づる問いへの過程を歩んでいる気がする。

どうするのが1番、目の前の人が幸せになるのかって、やりすぎも良くないけど、やらなすぎもよくないし、すぐ答えは見つけられないね。

まだ明確に分からないから、それがまた面白くて、今も旅してるし、仕事してるんだろうな。

22歳、インドで知った「人はぜったいに死ぬ」ってこと

当たり前だけど、人は死ぬ。分かっていたし、大切な人を亡くしたこともあるのに、なんでだろうか、日が経つと「当たり前」がどんどん増えてしまう

バラナシで人が焼かれていくのを見て、改めてどんな人も当たり前に明日が来ないことを思い出した感覚になった。

本や映画にはない、自分の目で世界を見て、現実に触れないと、大切なことはチューニングできない。当たり前を当たり前にしないために、こうやって旅に出る重要さを感じたのもこの瞬間。

誰とその瞬間を共有したかも大事だけど、自分の足で世界を歩くことが大切。

こうやって自分の知らない世界と接点をもつことで、感情の琴線がふるえて、自分の心はどんどんアップデートされていくし、帰路についても日々に光を見出せる人になってく気がする。

"Happy Journey"
電車の車窓から、停車中にスペルちょっと間違えながら書いてくれたおじいちゃんを、この先しばらく忘れないだろうな。

またおじちゃんに会えたら、最高な旅の途中やで〜ってぜったい伝えるし、そう言える毎日を過ごせるように頑張るよ!

24歳になっても変わらない、きっとこれからも変わらないであろう私の中心

おかげさまで、本当に恵まれた出会いと環境の中で、無償の愛を浴びて生きてきた。そしてその中で、ちゃんと自分で選んで生きてこれた。

本当にありがたい限りだし、ここで止まっちゃいけない気がするから、目の前の人の「人生を、ながく後押しできる原体験」を生み出す、そんな仕事を着実にしていきたい。


今の私の解は

選択したその瞬間、最高だって思えなくてもいいから、心が暗くなったとき・とても頑張りたいターニングポイントが来たときに、後押ししてくれるエネルギーと自信が湧き上がる、"人生最高の原体験(選択)"をつくること

今の答えはおそらく甘ちゃんだろうから、問いも解も、一年後見て恥ずかしくなるくらい成長したい。

そのために、年齢や性別にとらわれずに、ひとりでも、仲間とも、非日常の世界に飛び出し続けるし、「しあわせ」を探しながら、触れながら、じぶんの日常でチューニングする。

念願のバリ島再訪で出会った商店のわんちゃん
タイの道端に咲いていたブーゲンビリア

ずっと愛に生きていたいし、素直でありたいし、後世に素晴らしいものを残したいし、美しい地球と暮らしたし、本物を自分の目で確かめたい。

目の前のひともことも当たり前だって思わずに愛していたい。自分のこともちゃんと可愛がりたい。よく寝て、よく食べて、自分の好きなことを自分で選択したい。

ずっと、大切な人と、感動して生きていたい。

だから、目の前のひとりひとりが感動を見逃さず、噛み締められるくらい心がしあわせであれるように、今日も明日も頑張ります。

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