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人生には、450円のパンケーキあれば十分じゃないか | #余白をえがく道東旅

2月2日から6日で「道東トラベルウィーク 釧路」に参加。THE GEEK SAUNAに宿泊したり、屈斜路サウナクラブで大樽のお風呂に入ったり、鶴居村で鶴をみたり。余白の中で仲間と地元のボーリング施設で騒いだり、寿司に感動したり、雪で冷やした流氷ドラフトを飲んだりした。

THE GEEK SAUNA 洋室からの朝の眺め
鶴が身を隠すと言われる川
SLも塘路駅で発見

テーマ:人生には「これが必要だよね」を見つける

今回の旅のテーマは「人生には、これが必要だよね」を再確認すること。日常を丁寧に暮らす、その意識はたまに自分を見失ったり、判断基準があやふやになったりする。「自分が本当に心動く瞬間」を旅で再確認し、大切にすることで豊かに生きる。今回はそんなテーマでこの旅に参加。

今までの旅とちがうところ

旅に対する考え方はまたこの一年で変化した。旅で社会をより素晴らしいものにするという対外的なものは変わらずとも、対内的な位置付けが変わった。旅をしていてふと「幸せを定義するもの、選択するものはなんだろう」と考えるようになった。旅で非日常に触れ「ちがい」に寛容になり、選択をより自由に、強く、できるようになった。ワクワクも、十分すぎるくらいに感じてきた。「いつでも、なんだってできる」という広げすぎた気持ちは、自分の日常のしあわせを迷わせた。

たまたまオフィスで「旅に出て、今すべきこと、その選択がわからなくなった」なんて話をしたら、旅はチューニング、という話になり、それこそが今自分が旅に出る理由だと腹落ち。今回の旅のテーマにした。

「450円のパンケーキ」で十分満ち足りるわたし

旅は、地域の人に触れたり、ものに触れたり、体験に触れたり、まだ見ぬ景色を求めたりする。その非日常との接触は「ほんとうの自分、ほんとうの心、ほんとうの好き」を見つける探知機になる。

人工音が一切ない屈斜路湖に感動

この旅でふと、思い出したことがある。わたしは旅が好きなのはもちろん、仲間と笑い、未来をみて真剣に語る瞬間が好き。ひとりで自然をたらふく味わうのが好き。パソコンを放り投げて朝コーヒーを飲むのが好きで、歩くのが好き。道に咲いている花をフィルムにおさめる時間がしあわせで、懐かしい定食屋さんに入るのにワクワクして、映画を見ながらのんびり過ごすのが好き。仕事を真剣にする時間が好き。一体感が好き。

この旅の最中にふと思い出したことがある。最近、引っ越し前にロイヤルホストでパンケーキを食べた。ふらっとパンケーキが食べたくなって、仕事の息抜きがてらパートナーと食べたこのパンケーキ。これこれ。こういう日々の「小さな愛おしさ」をつくったり、見つけたり、残したり、噛み締めることが自分にとってはとても重要だということをこの旅で再確認した。

余白がまた、わたしの心を整えてくれた。

塘路湖にて

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