喫煙者もタバコ自体も煙たがられる。
タバコというか喫煙者は、なぜあんなにも煙たがられるのだろう。
いや実際に煙たいんたけどね。
私が思うにやっぱり他の人に迷惑をかけるところが大きいと思う。
体に悪いというのもあるけれど、それは喫煙する人の自己責任なのであんまり気にしない。
お酒とかも体に悪いけれど、飲酒自体は周りの人に迷惑をかけない。
もちろん、飲酒した人が周りの人に迷惑をかけることは多々ある。
吸ってる本人は、フィルターがあるし、吸い込んだ煙を吐くから、実際には周りにいる人の方に害があるというのは有名な話だ。周りからすればたまったものじゃないだろう。
次にタバコ休憩という文化。タバコ吸うために勝手に休憩するなという話である。真島に働いている人が損を食うのはおかしい。
他には値段。銘柄にもよるが大体1箱500円くらいだ。吸うと依存症になるから繰り返し買う。
週に1箱吸うとして、1ヶ月で2000円、1年で2万4千円。10年吸えば24万。結構いい値段だ。実際はもっと吸うだろうし、値上がりもするだろうからもっとかかる。嗜好品にそんなに金をかけてたら家計を圧迫するだろう。
匂いも問題だ。口臭や服の匂いがタバコくさい。吸ってる本人は気付かないだろうし、気づいても臭いと思わないだろうが、非喫煙者からしたら、君の前で吸ってないからいいでしょみたいな顔をされることも加えてイライラする。
あとはタバコ=おじさんor不良というイメージ。低学歴の人ほど喫煙する傾向にあるというデータもある。タバコ並びに喫煙者にマイナスイメージを持つのもまあ納得できる話だ。
そんなわけで、今年の春から店内ので喫煙が原則禁止になった。
喫煙ができるお店は入り口に喫煙スペースあり、というような張り紙をするという方法をとることで、非喫煙者もそこが喫煙者がいる店なのか判別できる。
非喫煙者にとってはありがたい話だ。
ちなみに私はタバコを吸う。
タバコは美味しい。
幼い頃は喘息持ちで、保育園の大半を入院して過ごし、家には自分用の吸入器があった。
そんな私が今ではタバコを吸っているというのだから不思議なものである。
タバコを吸うようになってから、風邪を引いた時に咳が長引くようになった気がする。関係がないとはあまり思えない。
壁紙にヤニが付くからということで、アパートの中では吸えない。条例で路上喫煙もできない。そこにお店も禁煙となったらいよいよタバコを吸うところがない。
私は、女性の前ではもちろん、男性も他の人の許可が得られない限りは吸わないようにしているが、それは喫煙がするされた空間があるから我慢できるのであり、どこも禁煙となったら我慢するのはしんどいだろう。
なら、なぜタバコを吸うのかと言われるかもしれないが、タバコは美味しいのだ。
体に悪いと言われても私の中では、喫煙による快楽>健康への害、なのだ。
むしろそういった一種の自傷行為めいた部分も私には好ましいのかもしれないとさえ思う。
しかしそれがマイノリティであることを自覚しなければならない。
マイノリティは常にマジョリティの顔を伺いながら生きなければならないのだ。
なので非喫煙者の皆様においても、私がタバコを吸うことを許してほしい。
皆様の迷惑にならないように努めますので。
余談だが、タバコが一番美味しいのは、冬の雨の夜、傘をさして音楽をガンガンにイヤホンで流して歩く時だと思う。
暗さと寒さと音楽とタバコの煙で、余計なことが頭の中に入ってこない。
この広い世界の中で自分1人の空間に没入できるのだ。
吐いた息が白いのは寒いからなのか、タバコの煙なのかはわからないけど。