ゲーセンとガンダムVSと黒歴史

ゲームセンターとの出会いと黒歴史

こんにちわ。O.R.C(おろち)です。

前回では軽く自己紹介させてもらったのですが、今回は僕がゲームセンターに通い始めたあの青春真っ只中の時代について書いてみようと思いした。

この文章を読む上で注意点があります。

僕のゲーセン時代の過去ははっきりと言って黒歴史のオンパレードなのでめちゃくちゃ痒くなる事があると思います。

しかし蕁麻疹ではないので安心してください。

それではさっそくゲーセンとの出会いを語っていきたいと思います。


あれは高校2年生の夏休みでした。

地元に『K-cat』というゲーセンがありました。身内の中では"K猫"(けーねこ)と呼ばれ慣れ親しまれたゲームセンターです。

というか地元のゲーセンといえばこのK猫くらいしかなかったかな。
めちゃくちゃ田舎だったんで。笑

僕は当時あるゲームにどハマりして夏休み中ほぼ毎日家を出て、1時間近くチャリンコを全力で漕ぎ汗だくになりながらこのゲーセンに通ってました。(狂気)

学生時代の僕は当然お金もなく、昼飯代の500円を親からせびり倒しては

1コイン握りしめて、夢と希望に溢れた表情でK猫に入り、大好きなガンダムVSがある筐体のコーナーまで小走りでむかうのであった。

その時代のガンダムVSのタイトルといえば
『エゥーゴVSティターンズ』のZガンダムシリーズ対戦ゲームだった。

マジでよく作り込まれてて渋かったなー。

もともと『連邦VSジオン』いわゆる連ジと呼ばれる過去作のゲームを家庭用をかじっていたこともあり、腕前に少しだけ自信があった僕です。



明らかに初心者の学生パイロットをみつけては、すぐに対面からコインを入れて1ステージもクリアさせる事なく破壊するのが趣味でした。笑


あのゲーセン特有の「話した事ない人間の対面に乱入して即クレジットを奪い取る感覚」がたまらなく気持ちよかったのを覚えています。(畜生)


今思えばとんでもない小物臭が漂ってくる行動ですが、実際問題ゲーセンでは弱肉強食が当たり前で

「顔面偏差値20くらいの人間」でもゲームが強ければヒーローになれた時代でした。

多少臭くてもです。

たまにしかお風呂に入らず体が臭くてもゲームが強ければ信者が付き、カリスマの名を欲しいままにできたのです。

話を少し戻しますが、昔のガンダムVSシリーズでは100円入れてゲームをスタートする瞬間に『パイロットネーム』を打ち込むが出来ました。

当時はICカードなんてなかった時代なので皆パイロットネームをつけて、対戦したりCPU戦のスコアアタックしてよく遊んでいたのを覚えいます。



このパイロットネームがめっちゃ熱くてですね。

僕の地元のゲーセンにある日現れたんですよ。

『ゼクス・マーキス』

が。

CPUランキングでは下のほうにランクインされてるこの『ゼクス・マーキス』というパイロット。

一体何者なんだ?



ゼクスというのは『新機動戦記ガンダムW』に登場する仮面をつけた超エリートイケメンパイロット。

初代ガンダムでいうところのシャア・アズナブルのポジションです。流石に知らない人はいないでしょう。

まさかその『ゼクス』を自ら名乗るパイロット…一体何者なんだ?



もうここまで読んでてわかっちゃってる人もいると思いますがそれが『僕』なんですよね。笑


関西の古参ガンダム勢ならほとんどの人が知ってるオロチさんの

O.R.C『俺ゼクスで通っとぉねん。よろしくな。』

いきなり対面で100円入れて相手を蹂躙した後に
向こう側の筐体まで行って対戦相手にドヤ顔でこのセリフを言ってました。

『俺ゼクスで通っとぉねん。』

何度聞いてもやばくないですか?


今でも覚えてます。
そのえげつないセリフをいきなり吐かれたL氏(当時初対面)のポカーンとした表情を。

いや、まぁそりゃ地元のゲーセン行ったらリアルゼクスおったらビビるよね。笑

はい。


これが『伝説のゼクス降臨事件』です。

しかもちょっとゼクスの仮面キャラ意識して高校生ながらに透明のサングラスをジャスコで買ってきてゲーセンにつけていってましたからね。

あれはマジで自分で

『かっこよすぎるやろ俺』

とか思ってましたからね。笑

たまに当時の事を思い出しては死にたくなる日もありましたが、今となっては完全に

「おろちくんのすべらない話」

となっているので良しとしましょう。

みんなそれぞれ黒歴史ってあると思うんですよね。高校の時に学祭でバンド演奏して自分がボーカルの妄想したりとか、自由帳にくっさい武器の絵描いたりとか

訳分からん小説書いたりとかね。笑


これが僕がガンダム勢となる第一歩の物語です。

ここから僕がガンダムVSというゲームを通して色々な魑魅魍魎達と出会うと事となるのですがそれはまた別の機会にお話しましょう。

でわ、また。