(6)涙もろくなってきてる
母は涙もろく、父はもっと涙もろい。
そんな家で育った私は、全然泣けない(泣かない)子でした。
ただ、めちゃくちゃ負けず嫌いなので「くっそーーーー!!」ってなったときは泣いてました。それは社会人になった今でもそうです。
正当な評価がされず、やる気が違う方向へと搾取されていく。
本当に悔しくて悔しくて悔しくて、職場のトイレで声を殺して泣きました。笑
それはさておき、悔し涙こそ流してきた私ですが、昔から感動系、別れ系で泣いたことがないのです。
映画を観て泣く人は本当に感性豊かなんだと思っていたし、中学で転校してしまう友達に「またどこかでね!」と泣きながら別れを告げる人を見たときはどこか冷めた感じで、一歩引いたところから眺めていたのをよく覚えています。
しかしそんな私が、最近とても涙もろくなってきました。
きっかけとなったのは、「マイ・フレンド・フォーエバー」という洋画。
自宅で観たんですが、引くほど泣きましたね。泣きすぎて頭痛かったですもん。
それからというもの、映画ではそれなりに泣けるようになってきました。
「Life is Beautiful」「浅田家!」「シンドラーのリスト」「ペイ・フォワード」「チェンジ・リング」…等々。
最近ではアニメでも泣けます。
「シュタインズ・ゲート」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(特に劇場版は何度見ても泣く)、「あの花」…等々。
これはおそらく、歳を重ねて感情移入しやすくなってきたからだと自分では分析してます。
親の老化を感じるようになって、じいちゃんもどんどん背が小さくなってきて、耳も遠くなってきた。
要するに、親しい人との「別れ」を、無意識に感じ取っているような気がするのです。
言語化が難しくてうまく伝わっているか不安ですが。
・・・とすると昔から涙もろい人ってめちゃくちゃ感性豊かなのでは・・・
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