アンフェノール(APH) 2024年3Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
Amphenol Corporation($APH)
業界:
電気コネクタおよびインターコネクトシステム
本社:
コネチカット州、アメリカ
上場年:
1991年(NYSE)
概要:
Amphenol Corporationは1932年に設立され、電子および光ファイバーコネクタ、ケーブル、およびインターコネクトシステムを製造する世界的なリーダーです。
最初の製品は、ラジオソケットのためのコネクタで、これが同社の成長の基盤となりました。
現在では、自動車、ブロードバンド通信、商業航空宇宙、防衛、産業、情報技術、データ通信、モバイルデバイスおよびモバイルネットワークなど、多岐にわたる市場で使用されています。
事業内容:
高性能の電気および電子コネクタ、アンテナ、センサーおよび高速ケーブルの設計、製造、販売を行っています。
これには、光ファイバーインターコネクト、厳しい環境下で使用されるインターコネクト、高速インターコネクト、電力分配およびバスバー、RF(無線周波数)インターコネクト製品が含まれます。
また、ガスおよび湿度センサー、レベルセンサー、位置センサー、圧力センサー、温度センサー、振動センサーなど、多様なセンサーおよびセンサー製品ソリューションも提供しています。
類似企業:
日本航空電子工業株式会社(日本)、Molex(アメリカ)
決算
⭕️EPS:実際$0.50 予想$0.45
⭕️売上高:実際$4.04B 予想$3.81B
前年同期比売上高成長率:26.3%
ガイダンス:
⭕️来四半期EPS:実際$0.48-0.50 予想$0.48
⭕️来四半期売上高:実際$3.95B-$4.05B 予想$3.94B
⭕️2024年通期EPS:実際$1.82-$1.84 予想$1.77
⭕️2024年通期売上高:実際$14.85B-$14.95B 予想$14.62B
Memo:
GAAPベースの営業利益率は20.3%、調整後の営業利益率は21.9%。
営業キャッシュフローおよびフリーキャッシュフローはそれぞれ7億400万ドルおよび4億7,600万ドル。
カンファレンスコール
要約
1.冒頭のコメント
CEOのアダム・ノウィットは、2024年第3四半期の業績が過去最高を記録したと報告し、売上高が43億9000万ドル、EPSが0.48ドル(調整後は0.50ドル)であった。
市場環境と事業の進捗についても好調だと述べた。
2.戦略と取り組み
CITの買収完了とLutze Europeの買収が報告された。
これにより、相互接続製品の拡充と市場シェアの向上が期待されている。
また、各市場に向けた新製品開発が継続して進行中である。
3.市場の動向とマクロ経済要因
防衛、ITデータ通信、モバイルデバイスなどの市場が好調であり、特にAI関連の需要が大幅に増加している。
北米とアジアでは引き続き成長が期待される一方で、ヨーロッパの成長は鈍化している。
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