コストコ・ホールセール(COST) 2024年4Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
Costco Wholesale Corporation($COST)
業界:
小売業(会員制倉庫型卸売クラブ)
本社:
ワシントン州アメリカ
上場年:
1985年(NASDAQ)
概要:Costco Wholesale Corporationは、会員制の倉庫型卸売クラブを運営している多国籍企業です。
主に「Costco Wholesale」という名前で展開しており、高品質なブランド品を従来の卸売業者や小売業者よりも大幅に安い価格で提供しています。
低価格を実現するために、大量購入、効率的な流通、無駄を省いた運営を行っています。
店舗は簡素でセルフサービス方式を採用しており、商品の取り扱いを最小限に抑えています。
事業内容:
食品、家電、家具、衣類、健康・美容製品、オフィス用品など多岐にわたる商品を提供しています。
会員はKirkland Signature™という自社ブランド商品も購入できます。
さらに、自動車用燃料ステーション、光学検査ラボ、食肉処理施設、宝石配送などの製造業務も行っています。
Costcoの会員制度には、エグゼクティブ、ビジネス、ゴールドスターの3種類があり、各会員には独自の特典が付与されます。
類似企業:
ウォルマート(米国)、イオン(日本)
前回決算
決算
⭕️EPS:実際$5.29 予想$5.08
❌売上高:実際$79.69B 予想$80.14B
前年同期比売上高成長率:1.0%
Memo:
当四半期の既存店売上高は5.4%増加。
米国での既存店売上高は5.3%増、カナダでは5.5%増、海外市場では5.7%増。
当四半期のEコマース売上高は18.9%増加。
ガソリン価格と為替変動の影響を除外した後の既存店売上高は、米国では6.3%増(コンセンサスは6.0%増)となり、全体では6.9%増(コンセンサスは6.4%増)。
調整後のeコマース売上は19.5%増でした。
既存店ベースおよびeコマース事業の両方で引き続き市場シェアを獲得している。
国際部門の調整後通年および第4四半期の既存店売上高成長率はそれぞれ8.4%と9.3%、eコマース部門の調整後通年および第4四半期の既存店売上高成長率はそれぞれ16.2%と19.5%。
合計891店舗の倉庫店を展開。
米国およびプエルトリコ:614店舗
カナダ:108店舗
メキシコ:40店舗
日本:35店舗
英国:29店舗
韓国:19店舗
オーストラリア:15店舗
台湾:14店舗
中国:7店舗
スペイン:5店舗
フランス:2店舗
アイスランド、ニュージーランド、スウェーデン:各1店舗。
カンファレンスコール
要約
1.冒頭のコメント
CEOのロン・バクリスは、2024年度の進捗についてポジティブな見解を示し、特に会員向けの価値提供と従業員の育成を強調した。
30店舗の新規倉庫開設を達成し、eコマース事業が順調に成長していることを報告した。
2.戦略と取り組み
2025年度には、さらなる倉庫の拡大とeコマース事業の強化を予定。
特に大きな製品や家電などの物流改善に取り組み、顧客体験の向上を図っている。
3.市場の動向とマクロ経済要因
ガソリン価格や為替レートの影響が売上高に影響を与えているが、全体的な売上は好調。
生鮮食品や非食品のインフレが微増しているが、総合的には安定している。
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