イーライ・リリー(LLY) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
Eli Lilly and Company ($LLY)
業界:
製薬
本社:
インディアナ州、アメリカ
上場年:
1952年 (NYSE)
概要:
Eli Lilly and Companyは、1876年にエリ・リリーによって設立されたアメリカの製薬会社です。
リリーは、高品質の薬を提供することに専念し、医薬品の製造における革新者として知られています。
同社は、世界中の125カ国以上で製品を販売しており、糖尿病、癌、免疫疾患、疼痛、神経変性疾患などの治療薬を開発・販売しています。
事業内容:
糖尿病治療薬(Humalog、Trulicity)、抗うつ薬(Prozac、Cymbalta)、抗精神病薬(Zyprexa)などを含む幅広い製品ラインを提供しています。
また、リリーは臨床試験や医薬品の研究開発に注力し、数多くの革新的な治療法を市場に提供しています。
類似企業:
武田薬品工業株式会社 (日本)、メルク (アメリカ)
決算
⭕️EPS:実際$3.92 予想$2.76
⭕️売上高:実際$11.30B 予想$9.97B
前年同期比売上高成長率:36%
ガイダンス:
⭕️2024年通期EPS:実際$16.10-$16.60 予想$13.71
⭕️2024年通期売上高:実際$45.40B-46.60B 予想$42.95B
Memo:
2024年第2四半期の収益は、Mounjaro、Zepbound、Verzenioが牽引して36%増加。
2023年第2四半期のBaqsimiの権利売却による収入5億7,900万ドルを除くと、2024年第2四半期の収入は46%増加。
Baqsimiの権利売却を除くと、非増収収入は全世界で17%、米国で25%増加。
カンファレンスコール
要約
1.冒頭のコメント
CEOのデイブ・リックスは、第2四半期において成長軌道が加速していると述べた。
特に、革新的な医薬品開発への投資と製造の拡大が強調された。
また、MounjaroとZepboundの需要が引き続き強く、供給の拡大により今後の見通しに自信を示している。
2.戦略と取り組み
Eli Lillyは、製造拡大計画の一環として、インディアナ州レバノンの製造拠点に53億ドルを追加投資する計画を発表。
また、7月にはMorphic社の買収に関する最終合意を発表し、炎症性腸疾患の治療薬開発を進めている。
3.市場の動向とマクロ経済要因
米国内のインクレチン作動薬に対するかつてない需要により、サプライチェーンの課題が発生しているが、需要は引き続き強いと評価されている。
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