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ブリストルマイヤーズスクイブ(BMY) 2024年3Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
Bristol-Myers Squibb($BMY)

業界:
バイオ製薬

本社:
ニュージャージー州、アメリカ

上場年:
1929年(NYSE)

概要:
Bristol-Myers Squibb(BMS)は、グローバルなバイオ製薬企業で、革新的な医薬品の発見、開発、および提供を通じて、重篤な疾患を抱える患者の生活を改善することに専念しています。
BMSは、オンコロジー(がん)、免疫学、心血管疾患などの領域で強力なパイプラインを持ち、新しい治療法の開発に注力しています。

事業内容:
主にオンコロジー(がん治療)、免疫学(自己免疫疾患治療)、心血管疾患の治療薬の研究、開発、製造、販売を行っています。
同社の代表的な製品には、抗がん剤の「オプジーボ」(ニボルマブ)や抗凝血薬の「エリキュース」(アピキサバン)があります。

類似企業:
Merck & Co.(アメリカ)、武田薬品工業(日本)

公式HP:
https://www.bms.com

前回決算

決算

⭕️EPS:実際$1.80 予想$1.50
⭕️売上高:実際$11.89B 予想$11.25B
前年同期比売上高成長率:8.4%
ガイダンス:
⭕️2024年通期EPS:実際$0.75-$0.95 予想$0.71

Memo:
多発性骨髄腫治療薬レブリミドの売上高は14億ドル、コンセンサス:10億3000万ドル。
血液をサラサラにする働きを持つエリキュースは30億ドル、コンセンサス:28億5000万ドル。
オプジーボは23億6000万ドル、コンセンサス:23億9000万ドル。

BMYの細胞療法Abecmaは、270億バイオ(TSVT)で販売され、前年比約33%増の1億2400万ドル。

非 GAAP ベースの粗利益率は、前年の76.0%から77.3%に低下。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント
CEOのクリス・ボナーが、第3四半期の業績は短期的な実行と長期的成長の基盤構築に重点を置いていると述べた。
成長製品ポートフォリオの需要が堅調で、今後も継続的な成長を見込んでいる。

2.戦略と取り組み
統合失調症向け新薬「Cobenfy」が承認され、精神医療の未解決ニーズに対応する革新的な治療薬としての期待が高まっている。
2025年には発売を予定しており、市場でのアクセス拡大に向けた準備を進めている。

3.市場の動向とマクロ経済要因
全体的な市場需要は堅調であり、非小細胞肺がん治療や循環器ポートフォリオなどの分野で、米国および国際市場での需要が継続的に増加している。

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