ウォルトディズニー(DIS) 2024年3Q 決算&カンファレンスコールまとめ

会社概要

会社名：
The Walt Disney Company ($DIS)

業界：
メディア・エンターテインメント

本社：
カリフォルニア州、アメリカ

上場年：
1957年（NYSE）

概要：
The Walt Disney Companyは、世界的に有名なアメリカのマスメディアおよびエンターテインメントのコングロマリットで、1923年にウォルト・ディズニーとロイ・O・ディズニーによって設立されました。
映画製作やテレビ放送、テーマパーク、消費者製品など多岐にわたる事業を展開しており、ミッキーマウスを始めとする多くの象徴的なキャラクターで知られています。

事業内容：
ディズニーは、映画スタジオ（ウォルト・ディズニー・スタジオ、ピクサー、マーベル・スタジオ、ルーカスフィルム、20世紀スタジオなど）、テレビネットワーク（ABC、ディズニーチャンネル、ESPNなど）、ストリーミングサービス（Disney+、Hulu、ESPN+など）、テーマパークとリゾート、クルーズライン、消費者製品、出版、音楽、劇場公演など、多岐にわたるエンターテインメント関連事業を展開しています。

類似企業：
ソニーグループ（日本）、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー（アメリカ）

公式HP：
https://thewaltdisneycompany.com

決算

⭕️EPS:実際$1.39　予想$1.19
⭕️売上高:実際$23.16B　予想$23.09M
前年同期比売上高成長率:3.7%

Memo:
セグメント合計の営業利益が42億5000万ドルで、コンセンサス予想の38.4億ドル、前年同期の35.6億ドルを上回る。
内訳は、エンターテイメントセグメントの営業利益が12億ドル、スポーツセグメントの営業利益が8億200万ドル、エクスペリエンスセグメントの営業利益予想が22億2000万ドル。
エンターテイメント部門の営業利益が第3四半期に前年同期比でほぼ3倍となった。
これは、消費者向け直接販売およびコンテンツ販売/ライセンス供与事業の業績が大幅に改善したことによるもの。
エンターテイメント部門のDTC(消費者向け直接販売)事業の好調な業績と、ディズニー(DIS)のESPN+の収益性の高い業績が相まって、ストリーミング事業の合計で初めて黒字となり、第4四半期に黒字化するという従来のガイダンスを1四半期前倒しで達成した。

フリーキャッシュフローは24%減の12.4億ドルでした。

Disney+コアの加入者は前年比1%増の1億1,830万人、コンセンサスは1億1,750万人でした。
Disney+ Hotstarの加入者は1%減の3550万人、コンセンサスは3630万人。
Disney+の総加入者数は1億5450万人、コンセンサスは1億5460万人。
Huluの総加入者数は2%増の5120万人、コンセンサスは5040万人。

有料Disney+コア加入者1人当たりの平均月間売上高は、第3四半期に前年同期比1%減の7.22ドル。
今後については、ディズニー(DIS)は、ディズニー・コア+の加入者が第4四半期に緩やかに増加すると予想。

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カンファレンスコール

要約

1.CEOのコメント
CEOのロバート・アイガーは、第3四半期の収益が2%増加したことを報告し、テーマパークのIPが非常に好調であることを強調した。
また、現在の市場環境について、消費者の需要がやや減速しているものの、大きな変化とは見ていないと述べた。

2.戦略と取り組み
ESPNのデジタル移行戦略を進め、特に2025年末に予定されている旗艦チャンネルの立ち上げに注力する。
ディズニー+の成長を見据え、ニュースやスポーツコンテンツを追加し、多様な番組を提供することで消費者の関与を拡大する。
クルーズ船の導入を通じてテーマパーク事業の強化を図る。

3.市場の動向とマクロ経済要因
CEOは、低所得層の消費者がややストレスを感じている一方で、高所得層の消費者は海外旅行を増やしていると述べた。
また、広告市場は活況であり、特に金融サービス、消費財、テクノロジー分野が好調であると報告した。