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トレードデスク(TTD) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
The Trade Desk, Inc. ($TTD)

業界:
広告テクノロジー

本社:
カリフォルニア州、アメリカ

上場年:
2016年(NASDAQ)

概要:
The Trade Desk, Inc.は、リアルタイムのプログラマティック広告技術を提供するアメリカの多国籍企業です。
広告主がデジタルコンテンツをパーソナライズしてユーザーに配信するためのプラットフォームを開発しています。
データ駆動型の広告購入を実現するための独立したメディア購入プラットフォームを提供し、マーケティングの透明性と精度を向上させています。

事業内容:
The Trade Deskのプラットフォームは、広告主がデータを活用してオープンインターネット上でオーディエンスにリーチし、広告キャンペーンの効果を最大化することを支援します。
ディスプレイ広告、ビデオ広告、オーディオ広告、デジタルアウトオブホーム広告、コネクテッドTV広告など、多様なデジタルチャネルを通じてオーディエンスにリーチするための包括的なDSP(デマンドサイドプラットフォーム)を提供しています。
また、AIを活用して広告購入の意思決定を支援し、プレミアムなインベントリとデータにアクセスすることができます。

類似企業:
CyberAgent, Inc. (日本)、Magnite, Inc. (アメリカ)

公式HP:
https://www.thetradedesk.com/

決算

⭕️EPS:実際$0.39 予想$0.36
⭕️売上高:実際$585M 予想$578.12M
前年同期比売上高成長率:26.1%
ガイダンス:
⭕️来四半期売上高:実際$618M 予想$605.53M


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント

CEOのジェフ・グリーンは、トレードデスクの第2四半期の収益が前年比26%増加し、競合他社を大きく上回る成長を遂げたことを強調した。また、今後の成長において、コネクテッドTV(CTV)やプログラマティック広告が重要な役割を果たすと述べた。


2.戦略と取り組み

The Trade Deskは、Kokaiという新たなプラットフォームを立ち上げ、データ主導型の広告購入の強化を目指している。
また、UID2という新しいアイデンティティフレームワークを導入し、CTVや小売メディアとの連携を強化している。


3.市場の動向とマクロ経済要因

広告主は不確実な経済環境に直面しているが、データ主導型広告の重要性が増していると指摘した。
特に、インフレや金利上昇がもたらすプレッシャーが、広告主にROIの向上を求める動きにつながっている。


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