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テラダイン(TER) 2024年3Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
Teradyne, Inc.($TER)

業界:
半導体テストおよび産業オートメーション

本社:
マサチューセッツ州、アメリカ

上場年:
1970年(NYSE)

概要:
Teradyneは、半導体テストと産業オートメーションの分野で世界をリードする企業です。
1960年に設立され、現在は先進的なテストソリューションと協働ロボット、自律移動ロボットなどを提供しています。
テスト技術を通じて、スマートデバイス、医療機器、データストレージなどの革新的な製品の品質向上を支援しています。

事業内容:
半導体テスト、システムテスト、無線テスト、ロボティクスの4つの主要セグメントで事業を展開しています。
半導体テストセグメントでは、ウェハレベルおよびデバイスパッケージテスト用の製品およびサービスを提供しています。
システムテストセグメントは、ハードディスクドライブ、回路基板、電子システムのテストを担当しています。
無線テストセグメントでは、無線デバイスのテストソリューションを提供し、ロボティクスセグメントは、協働ロボットおよび自律移動ロボットを製造しています。

類似企業:
アドバンテスト(日本)、National Instruments Corporation(アメリカ)

公式HP:
https://www.teradyne.com

前回決算

決算

⭕️EPS:実際$0.90 予想$0.79
⭕️売上高:実際$737M 予想$715.6M
前年同期比売上高成長率:4.7%
ガイダンス:
⭕️来四半期EPS:実際$0.80-$0.97 予想$0.88
❌来四半期売上高:実際$710M-$760M 予想$736.25M

Memo:
売上高内訳:

半導体テスト:5億4300万ドル
システムテスト:7300万ドル
ワイヤレステスト:3300万ドル
ロボット:8900万ドル

CEOコメント:
「半導体テストは、AIアプリケーションのHBM(高帯域幅メモリ)およびコンピューティング需要に牽引された記録的なメモリ売上により、引き続き計画を上回る業績を達成している。ロボット部門は、ソフトウェアおよびサービス売上の継続的な増加と、UR OEMチャネルの進展により、長期的な成長戦略を継続している。」


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント
CEOのグレッグ・スミスは、2024年第3四半期の業績において半導体テスト事業が予想を上回ったことを強調した。
AIのクラウドおよびエッジアプリケーションの需要が成長を牽引している。

2.戦略と取り組み
テラダインは、ロボット事業において高度なイノベーションを推進し、SAMの拡大を図っている。
URのOEMソリューションチャネルがその重要な成長ドライバーとなっている。

3.市場の動向とマクロ経済要因
2024年第3四半期も、クラウドAIの需要が強力で、SoCおよびメモリテスト市場において需要が継続。
特にHBMメモリの需要が堅調に推移している。

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