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グローバルファウンドリーズ(GFS) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
GlobalFoundries ($GFS)

業界:
半導体製造

本社:
ニューヨーク州、アメリカ

上場年:
2021年 (NASDAQ)

概要:
GlobalFoundriesは、AMDの製造部門から分離された会社として2009年に設立されました。
現在、GFは世界で最も先進的な半導体製造企業の一つであり、特に機能豊富なプロセステクノロジーソリューションを提供することで知られています。
GFは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアに製造拠点を持ち、250を超える顧客に対して、幅広い市場に対応するチップを供給しています。

事業内容:
スマートモバイルデバイス、通信インフラ、データセンター、自動車、IoT、航空宇宙、防衛などの市場に向けた半導体の設計・製造を行っています。
また、特にデジタル、アナログ、混合信号、無線周波数、超低消費電力、組み込みメモリソリューションなどの機能豊富なデバイスを提供しています。

類似企業:
TSMC (台湾)、ルネサスエレクトロニクス (日本)

公式HP:
https://www.gf.com​

前回決算

決算

⭕️EPS:実際$0.38 予想$0.29
⭕️売上高:実際$1.63B 予想$1.61B
前年同期比売上高成長率:-11.9%
ガイダンス:
❌来四半期EPS:実際$0.28-$0.38 予想$0.36
⭕️来四半期売上高:実際$1.7B-1.75B 予想$1.72B

Memo:
売上総利益率24.2%、非IFRS売上総利益率25.2%
営業利益率9.5%、非IFRS営業利益率13.0%
当期純利益1億5,500万ドル、非IFRS当期純利益2億1,100万ドル
非IFRS調整後EBITDA6億1,000万ドル
現金、現金同等物および有価証券41億ドル
営業活動によるキャッシュフロー8億9,000万ドル、非IFRS調整後フリー・キャッシュフロー5億6,300万ドル。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント

トーマス・コールフィールドCEOは、第2四半期の業績がガイダンスレンジの中央値を上回り、アナログおよびミックスドシグナル製品の需要見通しが改善し始めていると述べた。


2.戦略と取り組み

ニールス・アンダースコフCOOは、タゴール・テクノロジーズ社の窒化ガリウムパワー事業の買収が完了し、GaN技術により顧客にさらなる電力処理機能を提供することで、製品ポートフォリオと市場を拡大する予定であると述べた。


3.市場の動向とマクロ経済要因

トーマス・コールフィールドCEOは、スマートモバイルデバイスの販売が2年間低迷した後、今年は一桁台前半の成長を期待していると述べた。
また、マクロ経済状況が改善すれば、業界全体として業績が回復する可能性があると指摘した。


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