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テキサスインスツルメンツ(TXN) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ

会社概要

会社名:
Texas Instruments Incorporated($TXN)

業界:
半導体および電子部品

本社:
テキサス州、アメリカ

上場年:
1953年(NASDAQ)

概要:
テキサス・インスツルメンツ(TI)は、半導体および電子部品の設計と製造に特化したグローバル企業です。
1951年に設立され、アナログおよびデジタル信号処理技術で世界的に有名です。
TIの技術は、自動車、産業機器、パーソナルエレクトロニクスなど、さまざまな市場で使用されています。

事業内容:
主要事業は、アナログおよび組み込みプロセッサの設計、製造、販売です。
アナログ部門では、電源管理、センサ、オーディオ、信号チェーンのソリューションを提供し、組み込みプロセッサ部門では、マイクロコントローラおよびデジタル信号プロセッサを提供しています。
また、他にも様々な半導体製品や技術サービスを提供しています。

類似企業:
ルネサスエレクトロニクス株式会社(日本)、Analog Devices, Inc.(アメリカ)

公式HP:
https://www.ti.com

前回決算

決算

⭕️EPS:実際$1.22 予想$1.19
(IN-LINE)売上高:実際$3.82B 予想$3.82B
前年同期比売上高成長率:-15.7%
ガイダンス:
❌来四半期EPS:実際$1.24-$1.48 予想$1.38
❌来四半期売上高:実際$3.94B-$4.26B 予想$4.12B


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント
第2四半期の売上高は38億ドルで、前期比4%増、前年同期比16%減。
アナログ部門は前年同期比11%減、エンベデッドプロセッシング部門は31%減、その他の部門は22%減。
産業用市場は1桁前半の減少、自動車市場は1桁半ばの減少、パーソナルエレクトロニクスは10%台半ばの成長、通信機器は1桁半ばの増加、エンタープライズシステムは約20%の増加。
300ミリメートル製造能力の拡大に満足し、長期的な成長に高い信頼を置いている。

2. 戦略と取り組み
300ミリメートル製造能力の拡大に注力。
地政学的に信頼できる低コストの製造能力の確保を目指す。

3. 市場の動向とマクロ経済要因
産業用市場と自動車市場での減少が続いているが、パーソナルエレクトロニクスとエンタープライズシステムでは成長が見られる。
地政学的な緊張が顧客の購買決定に影響を与えており、信頼できる生産能力が求められている。

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