
スポートレーダー・グループ(SRAD) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
Sportradar Group AG ($SRAD)
業界:
スポーツテクノロジー
本社:
サンクトガレン、スイス
上場年:
2021年 (NASDAQ)
概要:
Sportradar Group AGは、スポーツデータとコンテンツの提供に特化したグローバルなテクノロジー企業です。
スポーツファンやベッティング業界向けに革新的なソリューションを提供しており、世界中のスポーツイベントに関するデータを収集・分析しています。
同社は、NBA、NHL、MLB、NASCAR、UEFA、FIFAなど、多くの主要スポーツ団体とパートナーシップを結んでいます。
事業内容:
Sportradarは、スポーツデータの収集・分析、ベッティングオッズの提供、AI駆動のパーソナライズドオッズ技術などを含む幅広いサービスを提供しています。
主な事業分野には、ベッティングテクノロジー&ソリューションとスポーツコンテンツ、テクノロジー&サービスがあります。
また、Integrity Services部門を通じてスポーツの公正性を保護する活動も行っています。
類似企業:
Genius Sports Limited (イギリス)、サイバーエージェント株式会社(日本)
公式HP:
https://www.sportradar.com
前回決算
決算
*修正分
❌EPS:実際$0.01 予想$0.06
⭕️売上高:実際$306.16M 予想$288.62M
前年同期比売上高成長率:28.9%
Memo:
ベッティングテクノロジー&ソリューション部門の売上高は30%増の2億2,910万ユーロ。
スポーツコンテンツ、テクノロジー&サービス部門の売上高は22%増の4,930万ユーロ。
調整後EBITDAは4880万ユーロで、前年比22%増。
年初来の営業活動による純キャッシュは1億5260万ユーロで、前年比17%増。
同社の顧客維持率は117%で、顧客へのクロスセルおよびアップセルの強さを示している。
2024年6月30日時点で、2023年6月30日時点の4億8370万ユーロから5億4220万ユーロへと増加し、2024年上半期のキャッシュフロー創出の好調さの恩恵を受けた。
2024年度通期見通し:
収益は10億7,000万ユーロ(前回予想は10億6,000万ユーロ)で、前年比22%増となり、通期成長率見通しを1ポイント改善。
調整後EBITDAは、以前の見通し2億200万ユーロを上回る2億400万ユーロ以上となり、前年比22%増、通期成長率見通しは1ポイント改善。
調整後EBITDAマージンは約19%。
カンファレンスコール
要約
1.冒頭のコメント
カーステン・コールCEOは、会社が3期連続で記録的な収益を達成したことを強調し、特に米国市場での59%の成長が牽引力となったことを述べた。
彼は、GoogleからAIの専門家を迎え入れたことが、会社の技術革新とAI能力の強化に寄与することを強調した。
2.戦略と取り組み
会社はUEFAとの独占的なパートナーシップを拡大し、2024年シーズンから公式データの唯一のプロバイダーとなる。
また、マネージド・トレーディング・サービス(MTS)事業も好調で、新たに46のスポーツブックと契約を締結した。
3.市場の動向とマクロ経済要因
CEOは、スポーツ業界が活況を呈しており、スポーツファンの関与がかつてないレベルに達していると述べた。
特に米国市場における成長が顕著であると強調した。
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