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カーニバル・コーポレーション(CCL) 2024年4Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
カーニバル・コーポレーション & PLC($CCL)
業界:
クルーズ業
本社:
フロリダ州、アメリカ
上場年:
1987年(NYSE)、2003年(ロンドン証券取引所)
概要:
カーニバル・コーポレーション & PLCは、世界最大のクルーズ運航会社です。
1972年にテッド・アリソンによって設立され、現在では多くのクルーズブランドを傘下に持ち、世界中の様々な市場に対応しています。
代表的なブランドにはカーニバルクルーズライン、ホーランドアメリカライン、セレブリティクルーズ、コスタクルーズなどがあります。
事業内容:
世界中の多様な市場でクルーズ旅行を提供しています。
各ブランドは独自のマーケティング戦略とサービスを持ち、様々な顧客層に対応しています。
例えば、カーニバルクルーズラインはファミリー向けのエンターテイメントやアクティビティを重視し、セレブリティクルーズは高級志向の顧客に対して優雅で洗練されたクルーズ体験を提供しています。
類似企業:
ロイヤル・カリビアン・グループ(アメリカ)、日本郵船株式会社(日本)
公式HP:
https://www.carnivalcorp.com
前回決算
決算
⭕️EPS:実際$0.14 予想$0.07
⭕️売上高:実際$5.94 予想$5.93B
前年同期比売上高成長率:10%
ガイダンス:
⭕️来四半期EPS:実際$0.00 予想$-0.02
❌2025年通期EPS:実際$1.70 予想$1.73
Memo:
同社は、ALBD当たりの調整後EBITDAが2026年のSEA Change目標を1年前倒しで達成する見込みであると予想。
2025年通年の先進予約数は、価格(恒常通貨ベース)と乗船率の両方で過去最高を記録。
2025年の利用可能下段ベッド1つ当たりの調整後EBITDAは、ほぼ20年間で最高となる見込みであり、2026年のSEA Change目標を1年前倒しで達成する見込み。
ALBD1当たりの燃料費を除く調整済みクルーズ費用(恒常通貨ベース)は、2023年と比較して7.4%増加。
顧客預り金の総額は、前四半期の記録である64億ドル(2023年11月30日時点)を上回り、68億ドルという四半期の記録を達成。
カンファレンスコール
要約
1. 冒頭のコメント
CEO(ジョシュ・ワインスタイン)は、2024年通年で過去最高の収益(約250億ドル)および約60億ドルの営業キャッシュフローを達成し、また第4四半期も予想を上回る純利益を記録したことを強調した。
予約傾向、顧客預り金、価格設定、オンボード収益など、全方位で好調な状況にあり、需要の強さが継続していると述べている。
マクロ経済環境や地政学的リスクがある中でも、強固な回復基調を示した。
2. 戦略と取り組み
新たな投資は、新造船の導入(カーニバル・ジュビリー、サン・プリンセス、クイーン・アンなど)やブランド別マーケティングの強化に注力している。加えて、目的地戦略を強化し、自社所有・運営寄港地(セレブレーション・キーやハーフムーン・ケイのリブランド「RelaxAway, Half Moon Cay」)を推進。
差別化した体験提供により顧客満足度と価格上昇を図る。
また、イールドマネジメントや広告投資、予約転換率の向上など、収益力強化のための取り組みを継続する。
3. 市場の動向とマクロ経済要因
旅行・レジャー需要は堅調で、クルーズは陸上リゾートとの価格・価値面で有利との判断である。
インフレ環境の緩和もコスト改善に寄与し、北米・欧州市場ともに高需要が続く見通しである。
政治的不確実性や価格上昇圧力にもかかわらず、市場全体でクルーズ需要は増加基調を維持している。
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