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センチネルワン(S) 2025年3Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
SentinelOne, Inc.($S)

業界:
サイバーセキュリティ

本社:
カリフォルニア州、アメリカ

上場年:
2021年(NYSE)

概要:
SentinelOneは2013年に設立され、サイバーセキュリティ分野で先進的なAI技術を駆使している企業です。
創業者はEhud Shamir、Tomer Weingarten、Almog Cohenで、現在のCEOはTomer Weingartenです。
企業の使命は、リアルタイムでのサイバー攻撃の予防、検出、対応を行うことです。

事業内容:
エンドポイント、クラウド、アイデンティティ保護のための統合プラットフォームを提供しています。
主力製品であるSingularity XDRは、AIを活用してマルウェアやランサムウェアなどの高度な脅威を検出し、防御します。
また、24時間365日の監視と管理サービスも提供しており、企業のセキュリティ運用をサポートします。

類似企業:
クラウドストライク(アメリカ)、トレンドマイクロ(日本)

公式HP:
https://www.sentinelone.com

前回決算

決算

❌EPS:実際$-0.25 予想$-0.24
⭕️売上高:実際$210.65M 予想$209.72M
前年同期比売上高成長率:28.3%
ガイダンス:
⭕️来四半期売上高:実際$222M 予想$220.77M
⭕️2025年通期売上高:実際$818M 予想$815.92M

Memo:
2024年10月31日時点で、ARRは29%増の8億5,970万ドル。
2024年10月31日時点で、ARRが10万ドル以上の顧客数は24%増の1,310社。
2024年10月31日時点での現金、現金同等物、および投資は11億ドル。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント
SentinelOneのCEOであるトマー・ワインガルテンは、第3四半期の業績が強力な実行力と事業推進力を示していると述べた。
売上高成長率が予想を上回り、新規ARR成長率が再びプラスに転じたことを強調した。
また、AI駆動型のセキュリティを提供するSingularityプラットフォームの価値を強調し、絶え間ないイノベーションを通じてテクノロジーリーダーとしての地位を強化していると述べた。

2.戦略と取り組み
SentinelOneは、AIベースのセキュリティプラットフォームであるSingularityを中心に、エンドポイント、クラウド、アイデンティティなどを統合した包括的なソリューションを提供している。
特に、新製品であるPurple AIの導入が急速に進んでおり、セキュリティユースケース向けのジェネレーティブAI(GenAI)がセキュリティアナリストの生産性を向上させている。
また、レノボとの提携やAWSとのパートナーシップ拡大など、市場での存在感を高めるための戦略的な取り組みを行っている。

3.市場の動向とマクロ経済要因
マクロ経済の厳しい状況が続く中、企業はコストと効率に重点を置いている。
一方で、サイバー脅威の巧妙化と激化により、既存のセキュリティソリューションの欠陥が露呈しており、AIベースのセキュリティに対する需要が高まっている。

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