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マーベル・テクノロジー(MRVL) 2025年1Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
Marvell Technology, Inc.($MRVL)

業界:
半導体

本社:
デラウェア州、アメリカ

上場年:
2000年(NASDAQ)

概要:
Marvell Technologyは、データインフラストラクチャ向け半導体ソリューションの開発と提供を行う企業です。
1995年に設立され、グローバルに展開しています。主要な技術分野には、コンピューティング、ネットワーキング、セキュリティ、ストレージが含まれます。

事業内容:
データインフラストラクチャ市場向けに広範な半導体ソリューションを提供しています。
これには、データセンター、エンタープライズネットワーク、キャリアネットワーク、そして自動車市場向けの製品が含まれます。
製品ポートフォリオは、データ処理ユニット、セキュリティソリューション、イーサネットコントローラー、ストレージコントローラー、カスタムASICなど、多岐にわたります​。

類似企業:
ブロードコム(AVGO)

公式HP:
https://www.marvell.com

決算

(IN-LINE)EPS:実際$0.24 予想$0.24
(IN-LINE)売上高:実際$1.16B 予想$1.16B
前年同期比売上高成長率:-12.1%
ガイダンス:
(IN-LINE)来四半期EPS:実際$0.24-$0.34 予想$0.29
⭕️来四半期売上高:実際$1.1875B-$1.3125B 予想$1.24B

Memo:
データセンターの売上は前年同期比87%増の8億1,640万ドル。
コンシューマー向け売上は前年同期比70%減の4,200万ドル。
キャリア・インフラ売上も前年同期比75%減の7180万ドル。
企業向けネットワーキング収入は前年同期比58%減の1億5310万ドル。
自動車・産業向け収入は13%減の7760万ドル。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント:
CEOのマット・マーフィーは、第1四半期の売上高が11億6000万ドルに達し、ガイダンスの中間値を超えたと発表した。
特にデータセンター向けエンドマーケットが予想を上回る業績を達成し、クラウドAIアプリケーションからの需要が収益を牽引した。

2.戦略と取り組み:
データセンターエンドマーケットで、PAM、DSP、TIA、ドライバなどのエレクトロオプティクス製品ポートフォリオがクラウドAIアプリケーションの需要を支えた。
カスタムAIコンピューティングプログラムの初期出荷も利益に貢献した。
データセンター向けスイッチング製品では、次世代51.2Tスイッチの生産出荷を今年後半に予定している。

3.市場の動向とマクロ経済要因:
データセンター市場が引き続き好調で、特にクラウドAIと標準的なクラウドインフラが成長を牽引している。
AIデータセンターインフラ市場は、2028年までに750億ドルに成長する見込み。

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