アドビ(ADBE) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
Adobe Inc.($ADBE)
業界:
ソフトウェア・インフラストラクチャ
本社:
カリフォルニア州、アメリカ
上場年:
1986年(NASDAQ)
概要:
アドビは、1982年に設立され、デジタルメディアとデジタルエクスペリエンス製品およびサービスを提供する技術企業です。
企業のミッションは、クリエイティブプロフェッショナルやマーケターがデジタルコンテンツを創造、管理、提供、測定、最適化、エンゲージメントするためのツールを提供することです。
主要製品には、Creative Cloud、Document Cloud、Experience Cloudなどがあります。
事業内容:
デジタルメディア:
個人、チーム、企業がコンテンツを作成、発行、促進するための製品およびサービスを提供します。代表的な製品はCreative Cloudで、サブスクリプションサービスとして提供されます。
デジタルエクスペリエンス:
ブランドや企業が顧客エクスペリエンスを最適化するためのプラットフォームとアプリケーションを提供します。
マーケター、広告主、出版社などが対象です。
パブリッシングおよび広告:
eラーニングソリューション、技術文書の出版、ウェブ会議、ドキュメントとフォームのプラットフォーム、高度な印刷などの製品とサービスを提供します。
類似企業:
オートデスク (アメリカ)、富士ソフト (日本)
決算
⭕️EPS:実際$4.48 予想$4.39
⭕️売上高:実際$5.31B 予想$5.29B
前年同期比売上高成長率:10.2%
ガイダンス:
⭕️来四半期EPS:実際$4.50-$4.55 予想$4.47
❌来四半期売上高:実際$5.33B-$5.38B 予想$5.40B
⭕️2024年通期EPS:実際$18.00-$18.20 予想$18.01
❌2024年通期売上高:実際$21.40B-$21.50B 予想$21.46B
Memo:
第2四半期のGAAP基準の営業利益は18.9億ドル、非GAAP基準の営業利益は24.4億ドル。
GAAP基準の当期純利益は15.7億ドル、非GAAP基準の当期純利益は20.2億ドル。
営業キャッシュ・フローは19.4億ドル。
当四半期末の残存債務残高は178億6,000万ドル。
当四半期中に約460万株を買い戻した。
第3四半期の見通し:
デジタルメディア純新規ARR~4.6億ドル、デジタルメディア部門売上39.5億ドル~39.8億ドル、デジタルエクスペリエンス部門売上13.25億ドル~13.45億ドル、デジタルエクスペリエンスサブスクリプション売上12.0億ドル~12.2億ドル。
2024年の見通し:
デジタルメディアの新規ARR~19.5億ドル、デジタルメディア部門の売上158.0億ドル~158.5億ドル、デジタルエクスペリエンス部門の売上53.25億ドル~53.75億ドル、デジタルエクスペリエンスのサブスクリプション売上47.75億ドル~48.25億ドル。
カンファレンスコール
要約
1.冒頭のコメント
四半期の業績を報告し、53億1000万ドルの収益と1株当たり利益の増加を強調した。
成長の原動力としてCreative Cloud、Document Cloud、Experience Cloudの進歩を挙げた。
2.戦略と取り組み
AIを活用して全製品に統合し、顧客価値を向上させることに注力している。
Fireflyファミリーのクリエイティブ生成AIモデルのトレーニングやAdobe ExpressのAIファーストアプリケーションの提供が進められている。
3.市場の動向とマクロ経済要因
生成型AIの導入が市場全体の成長を促進し、特に中小企業やエンタープライズ部門での需要が高まっていると見ている。
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