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声と五感アートラボ Day1 ① 聴覚 「アーカール」

聴覚、嗅覚、視覚、触覚、味覚

あなたの声はあなた固有のパスワード
内と外を繋ぐ感覚器の扉を声でひらき、純粋領域で五感を感じる

2023年春より新しく始まったプログラム「声と五感アートラボ」
その内容や、ご感想をご紹介します。

※「声と五感アートラボ」は、2023年10月より【 東京 】【 神戸 】にて、
2期生を開講予定。募集、受付は8月より。


◎ aakaar アーカール

原初の音、あかちゃんが生まれて初めて出すとされる 「Ah アー」の音を
ロングトーンで20分歌うプログラム

「声と五感アートラボ」最初のプログラムとして体感しました。

Q.初めての場で初めましての人たちと、初めて出した声の感覚はどうでしたか?

場がすでに整っていたので初めて声を出した時から自分に集中出来ていた。
周りの方の声はあまり感じられず、香りに集中している時のように別の次元にいるような、いのちのはじまりを体験しているような、宇宙のはじまりにぽつんと点として存在している感覚になった。
思考から生まれる音ではなく 自分の中から音を生み出す感覚だった。

声の重なりが気持ち良かった
自分が筒になった感じ
声を出しながら寝たのは初めてだった
自分が消える感覚 緊張も溶ける

ふわふわ あたたかく包み込まれた感覚

緊張していたのだと思います。
morning routineで出すより、音が続かなく、息がきつかったです。もっと長く出して、気持ちよく感じたいのにな、という気持ちでした。大きな声より小さな声のほうが集中できる、など、自分でどの出し方がいいかな、と探っていました。
みなと一体というより、他人と自分の区別をしているようで、自分のうたっている外見的な様を意識していました。(口角あげている方が素敵に見えるかな、とか)

最終的には、もっと自由に、声の大小ではなく、なんでもその時それがいいと思ったものでいい、という気持ちになりました。
終わった後、目を開けると、自分の体が大きくなっている感じがありました。

次第にみんなの声が合わさる瞬間が心地よかった。

みなさんの声と重なる響きがとてもきもちがいいなぁとおもいました。

低めのAhが心地よかったです。
途中こもって声が出なかったりロングトーンは難しく感じましたが円を描く辺りからは自分が声を出しているのかも分からない感覚になり皆さんの声に溶けて心地よかったです。
初めましての人たちで最初は恥ずかしさもありましたが、ちはるさんが丁寧に誘導くださったおかげで、ハミングから始めたのも入りやすく、恥ずかしかったのは最初だけであとは楽しく好きに声を出せました。

ロングトーンを自分の声で行うのが初めてだったので、単純にとてもドキドキしました。
声を出し続けていると徐々に気持ちが落ち着いてきて静かな感覚で声に溶けていくような気持ちでいました。
一音上がる時に、突然明るさが湧いてきて、その感覚が面白かったです。縁を描くと落ち着き→高揚→安心に戻ってくる、というように心の感触も移動する印象がありました。

初めは、上手く声を出す事や、周りに合わせることを意識していましたが、次第にどうしたら気持ち良く音が出せるか、自分の身体とのやり取りを楽しんでいました。
そうしているうちに、自分の内側の小さな自分が、次第に大きくなり、内と外が一体化した感覚になりました。「私」が大きくなった感じがしました。
音をひとつ上げたり円を描いたりした時は、自分と周りが一体化した心地良さを感じました。「私」がわかったあとに、「私」が溶けてなくなる感じがして不思議でしたが、とても心地よかったです。

気持ちよい。探り探り感が初々しく感じられた。誰かと共鳴すると自分の声がなくなる感覚が面白かった。

はじめ声が途切れ途切れでしたが、 だんだんと、呼吸に声を載せるように出したら少しずつ長くだせたように感じました。
いつのまにか無心になり、空間、声、振動、肉体も境界なく一体化し重なりあう瞬間がなんとも心地よかったです。
そして、アーカールが終わった後の体に残る振動と静寂の余韻が最幸でした。

緊張してどうしよう無理だわ状態で声を出し始めたら、ふつうにできました。むしろ気持ちが堂々とする?くつろぐ?感じになりました。快。隙間を見つけてそこを埋めに行く感覚。甲虫の丸まった背中のような光沢の声がたまに出ます。

安心感と響き感によるざわめきとが、半々だった。
まぶたの裏には、何個かの円が水/液体のように揺らめいて、混ざりあってはそれぞれの円に戻る、光景が見えた。
音程を変えたところで、(お尻あたりの)背骨のところに、ぞわぞわっと響きのざわめきがやって来た。体の緊張した部位を感じながら。
低い音が好き。自分の声の響き具合を感じながら。口の中で(繭のように)丸っと声が出て、響いているのが気持ちよかった。あごは下に向けて。木の幹のように下へ伸びていくのを感じながら。
自分の体や周りの音を気にしたり、しなかったり。長く出したい気持ちもありながら、途切れそうになる終わりの音/声も好きだった。
不安じゃないざわめき。だった。

少し緊張しましたが、喉を開いて声を出す心地よさ、自分の快・不快で音を選び、その選択を信じていくことに自分の心の強さを感じられました。
頭で考えすぎずに、感覚を探究していくことに夢中になることも、小さな頃は当たり前にやっていたことを大人になって久しぶりにできたような気がしました。

Ahロングトーンは喉にボールが入ってるイメージで脳の中心から天に向かってと、地に深く掘っていくような感じで声を出すようにすると出しやすかったです。わたしを中心に上にも下にも同時に響かせるような感じです。
低めの声がちょうどいい感覚で出しやすく、一音上がる・円を描くのも声を出しやすい。
あごを上げるよりかは、下げる方がやりやすかったです。高めの声は出しにくかったです。呼吸が続かないのど、声が細く途切れてしまいます。

最初ははじめましての人達ばかりなので緊張して声も遠慮がちに出してましたが、ずっと声を出していると緊張もほぐれてきて、遠慮や恥ずかしさがちょっとずつなくなっていきました。声を出して、身体や空間に響かせることが楽しくなってきてからは身体の緊張もほどけてきました。エネルギー消費しているからか、身体の中は熱くなってきました。「る」はとても落ち着くので好きな場所になりました。

知り合いもいたので、ちょっとリラックスできていました。
その日はしっかり目に声を出したくて(声を開放したくて)音量を周りに合わせることは、やめていました。ちょっと迷惑かな?と心配になったりしながらも、声と自分がどうしたいかに集中できていたように思えます。
これは、千春さんがいつも安心してやってみていいんだよと言っていてくれるし、そういう場を作ってくれているからだと思います。
一音上がるのは、音の広がりが前ではなく、ちょっと上に広がる感覚がありました。
円を描いているときは、最初は少し歪みを感じました。ちょっと目がまわる感覚というか。上手くいえないけど。
一定方向性(左回り)にしかイメージできていなかったので、反対周りもやってみよう。これを書いてみて思ったことです。

はじめは緊張して声が掠れたり震えたりしましたが、ちはるさんのガイドとみなさんの声を聞いているうちにふんわりと気持ちよくなってきて、自分のなかで心地よく響く場所や出し方を探るのが楽しかったです。

空間も集まった人たちも落ち着いた感じだったので、緊張することなく、初めての体験としてのアーカールができました。
自分の声は、普段、長く声を出すことをしないので、すぐに途切れてしまうなと思ったけど、そういうことも、そのまんま受け入れて、心地よさを探究しながら声を出すことができました。
口の中が洞窟みたいだなとも感じました。その洞窟の中で、どのように声が響いているのか、口の開け方を変えるときも、洞窟の入口から入る光の形がイメージできたりして、面白かったです。
他の人との声の重なり、自分の声からの内面での響き、両方とも心地よく、時間はあっという間でしたが、終わった後は少し眠くなりました。疲れることはなかったです。

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