暗号資産の追跡に使われるArkhamってどんなサービス？OrangeXでのキャンペーン
Arkhamは、ブロックチェーンのオンチェーン情報を追跡するためのインテリジェンス・プラットフォームです。独自のデータベースインフラを構築し、ウォレットアドレスではなくエンティティ（組織名など）ベースで検索できるため、誰でも簡単にオンチェーンデータを分析し、可視化することが可能です。個人ユーザーは費用や手間をかけずに利用できる点も大きな特徴となっています。
創業者とArkhamの開発経緯
Arkhamの共同創業者兼CEOであるMiguel Morel氏は、2017年からCrypto業界で活躍しており、以前はステーブルコインプラットフォーム「Reserve Protocol」を共同創業していました。Arkhamは、ブロックチェーンデータを理解しやすく、分析しやすいものにするため、2020年に開発が始まりました。現在、Arkhamのチームは15人にまで成長し、広範なユースケースに対応するためのツールを提供しています。
Arkhamの機能と特徴
Arkhamは、ブロックチェーンを「非」匿名化するためのプラットフォームであり、ブロックチェーンの生データをアクセスしやすく、読みやすくするために、アドレスをタグ付けし、クラスタリングしています。これにより、ユーザーはラベル付きブロックチェーントランザクションのライブフィードを検索、フィルタリング、ソートすることができ、カスタムアラートやネットワークマップ、APIなどの強力なツールも利用できます。
Arkhamは、規制当局や政府向けのソリューションではなく、Cryptoプロジェクト、トレーダー、投資家のために構築されています。プラットフォームはソフトウェアとして提供されており、ユーザーはログインするだけでArkhamのツールやデータを利用できます。
今後の展望と戦略
Arkhamは、DeFiデータの追加や、新しいチェーンのサポート拡大を進めており、今年の夏にはプラットフォームを正式にローンチする予定です。また、NFTのサポートについても検討しており、ユーザーのニーズに応じて機能を追加していく方針です。
収入源と投資家
Arkhamは、これまでベンチャーキャピタルからの資金調達により事業を支えてきました。将来的には、プラットフォームの利用による収益を見込んでおり、多くのユーザーが無料で利用できる一方で、最大のパワーユーザーや機関投資家からの収益を運営の大部分とする計画です。
現在の投資家には、Tim Draper、Geoff Lewis、Joe Londsdale、Alex Mooreが含まれています。これらの投資家は、Crypto分野だけでなく、より伝統的な業界からの専門知識を提供しています。
セキュリティとプライバシー
Arkhamは、ハッキングの発見と解決に強力なユースケースを持ち、データセキュリティを非常に重視しています。ユーザーが追加したデータやラベルはすべて暗号化され、プライベートに管理されます。ユーザーが独自にアドレスタグを追加することができ、他のユーザーやArkhamチームからはアクセスできないようになっています。
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