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株式会社のコテンの新たな取り組みについて

主にコテンラジオを中心として活動している、株式会社コテンがとても面白い事をやろうとしてます。

月額5万円の法人サポーターを募集するが、寄付とは違う形での募集をする、とのこと。なおかつ寄付金と同様に「見返りは無し」で、コテンの活動に賛同する法人がサポーターになるという形であり、とても面白い(というか割と無謀)な取り組みであると、個人的には思います。

法人がお金を出すと言うことは、何らかの見返りが必要です。例えば、○○財団に寄付、という形だと、その財団からの直接の見返りはないものの、寄付する意図は明確ですし、法人内の決裁も通しやすいと思います。

一方で、コテンに対する法人サポートは、結構ハードルが高いと感じます。

コテンが目指している歴史データベースがほぼ明示されておらず、現在はコテンラジオ以外に明確なサービスがないため、寄付とは違って法人内の決裁が通りにくいと思います。(まぁ、コテンラジオをサポートするといえば、通せそうな気もしますが。)

ともあれ、この無謀な取り組みを個人的にも応援したいと思って、当該エントリを書いてみました。

また、既に法人サポートをすると決めた企業があり、その法人とコテンメンバーとのインタビュー集が面白かったので、そのインタビューを読んでいて私が面白い!と感じた部分を抜粋してみます。

ともあれ、興味がある方は、全文を読んでみるのをオススメします。

・お金は繋がりを作るための副次的なツール
・「もしかしたら自分には返ってこないかもしれないけど、世界には返ってくる」
・直接利益に結び付かなかったとしても、間接的にビジョン達成につながっている
・会社のビジョンや価値観がものを買う判断軸に入ってきつつある
・本当に役に立つものにするには、公共物のようなものにしていかないといけない
・企業は広告ではなく、応援という形で COTEN にお金を支払う
・僕たちが当たり前と思っているお金の使い方が、今の社会に規定されたものでしかないと気がつくだけで、十分
・「自分がコントロールしている」と勘違いしている領域だけの見返りを追求することを、やめたらいいんじゃないか。その思いを持っている人たちと新しい経済圏を築く実験をしている
・「ゲームそのものを変えないといけない」
・お金を払うことによって自分ごとになる
・ひとりの人間が必死に考えて決めたことを、少しでも後押しできることが、素敵な関係性だと思うんです
・お互いメリットがあって、そのメリットが今までの資本主義の中では説明できない
・「この船に乗ったら楽しそうだよ。よかったら、あなたもどう?」
・COTEN が世界の正解ではないけれど、世界への回答のひとつではある。
・長期的に社会を良くするものをサポートすることも社会貢献の一つ
・社会全体の意識が変わると、自分たちにも長期的には返ってくる。
・同じことをしていたとしても、定義や状況で社会的意味は大きく変わってくる

...私が良いと思った言葉を列挙すると、なんとなく宗教っぽい香りがしてきますね。ある意味、コテンのやろうとしている取り組みは、(良い意味で)宗教に近いのかも知れません。人類救済のための大仏を建立するには、お布施が必要、みたいな感じでしょうか。

今回のコテンの取り組みに対する私なりの感想

ポスト資本主義や新しい資本主義という言葉は先行するものの、イメージが沸いてこないのも事実です。資本主義に変わる概念は、皆で無謀な取り組みをして、その中で正解が出てくるのかな、という事を漠然と考えたりもしました。

また「無謀だが正しい道を行く」という行為は吉田松陰先生の香りがとてもするので、松陰先生を敬愛する私としては、この取り組みを更に応援したいと感じました。

私は現在はコテンクルーとして最低額(1,100円)を入れていますが、コテンラジオの皆様の心意気を買いたいと思ったので、今月からは倍額に増額(2,200円)にしてみようと思っています。ちなみに、増額自体はお問い合わせのページのチャットから出来ますね。

ともあれ、こういう何だか分からない取り組みって、個人的にはとてもワクワクしますし、また今後、更なる増額も検討しても良いかも知れません。

いずれにせよ、コテンの新たな取り組みと、今後の活動が上手くいく事を心から願っています。

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