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エクサキッズの犯人

ハッカー映画『電気海月のインシデント』プロデューサーである僕ですが今メインで動いているのプロジェクトが映画ともう一つイベント『エクサキッズ』です。

今日は僕が運営しているITキッズフェスティバルエクサキッズについてお話します。

エクサキッズとは、「子供×IT」の複合型イベントです。
具体的には小・中学生によるIT・プログラミングのITキッズコンテストを中心に、様々なIT関係の体験ブースや講演会などといったコンテンツによるフェス型のイベントとなっています。


第1回となったエクサキッズ2018は2018年2月25日に福岡市中央市民センターで開催され予想を大きく上回る3,000人の保護者と子供たちが来場するイベントとなりました。
イベントの様子は上の動画を見ていただけるとわかりやすいかと思います。

エクサキッズ2019は2019年8月10日に福岡国際会議場にて開催予定です。
今回は5,000人の来場者を目指しています。

エクサキッズの意義とは

2020年から義務教育でプログラミングが導入されるなど今、IT教育に非常に注目が集まっています。

国としてもプログラマーやAIエンジニア、クリエイティブ人材などの育成が急務であり、そしてデジタルネイティブの子供達にとってもITとの関わり合いをより良いもの、正しいものにしていかなければいけません。

その中でエクサキッズは「新世代の子供達を育てる場」として開催されています。
エクサキッズを通してITに触れて楽しみ興味を持ってもらいスキルを身につけてもらう。
そしてITキッズコンテストではライバルとともに競い合うことによりスキルをさらに伸ばし、そしてITキッズたちにスポットを当てていきます。

高校球児は甲子園があるからこそ、そこを目指して切磋琢磨し、スターが生まれ野球が盛り上がっていきます。

ITを楽しむ、活用する、学ぶ子供達にとってこういった環境はまだまだ足りていません。
なのでエクサキッズが必要なわけです。


と、エクサキッズの存在意義を大きく語ってきたわけですがぶっちゃけかなり荷が重い話でもあります。

去年の開催で3,000人もの規模になったのは社会的にも、運営的にも"事件"でした。

こんな規模になるなんて。

そして今年は5,000人規模に挑戦しようとしている、いや、せざるをえなくなった。

それは周囲の期待でもあるし社会的なミッションでもあると思います。

しかし今回の開催、会場もかなりのグレードアップ、企画の拡張などスケールアップをした結果、企画運営、そして資金調達にかなり苦労しているという"事件"が起きています。

これだけ必要とされているはずだし、絶対に子供達の未来を作れるイベントなのに、なんでこんなに苦労するんだ...と。

こんなしんどいリスクのある事件の渦中にいる元凶をそもそも遡ってみると、犯人はでした。

よくよく考えたら僕が悪いです(笑)

まずなんでエクサキッズが立ち上がったか、というと、僕とエクサキッズ実行委員長のコバさんが立ち上げ人なのですが、僕たちがやっている子どもプログラミング教室ITeens Lab.で子供達による作品発表会を開催したことがきっかけになります。

保護者の前で普段の授業で作ったものをみんなが発表していくイベントをやったんですが、これがすごく良くて、子供達にもイイ経験になったしそれを目の当たりにした大人たちの子供とITへの目が変わったことが手に取るように分かったのです。

これが2016年の年末のことです。

そして2017年の2月くらいだったと思います、事務所でコバさんと僕で話していて、コバさんからこの発表会は絶対続けたいよね、という提案があり僕も同意しました。

そしてそこで僕の悪い癖です。

でっかくやろうとしました。(笑)

いろんな人巻き込んで大きい会場とか使って他のコンテンツも入れてやったら面白いじゃん、いけるいける!と言い出しました。エクサキッズの誕生です。

コバさんは現実的なリスクや運営をしっかり考える人ですが僕は完全にイメージが沸いたらとりあえずやろうかするタイプなのです。

後先考えずにいろんな人を巻き込み大変な思いをさせリスクに晒してしまいすいません。まぁ去年は結果オーライでしたね。(笑)

そして今年、さらにたくさんの人を巻き込んでいろいろな人が必死に動いてくれています。かなり大変な思いをしたりリスクを背負ってくれている人がいます。

最初の1回目の立ち上げは大変だったけど2回目はやり方もだいぶ分かったしだいぶ楽じゃん、って思ってたのに...

なんでこんなに追い込まれているのか...それも犯人、です...。

エクサキッズの主な主要運営メンバーは実質コバさんと僕がメインでゴリゴリ動いていたんですが、今年の運営に関して僕のパワーが恥ずかしながら足りておらず、思っていたほどの結果を出せていない状態です。

皆さんご存知のことと思いますが去年の春から映画のプロデューサーを引き受けそちらのプロジェクトにほぼフルコミットする状態が続いていたからです。

これも僕が勢いでやるって言ったからですね。

いけるいける、と思ってやってたらめっちゃキツいやんけ....って感じです。

特にコバさんに半端なくエクサキッズ運営の負担をかけてしまっています。

完全に僕が犯人です。

まぁいわゆるトラブルメーカーなわけです。


これも結果オーライになるかどうかはまだ分かりません。

でもそのおかげで?コバさんがマジで本気出してます。

こんなことを言うと嫌がられるかもしれませんがこれが見たかった、とも思います(笑)

スーパーサイヤ人モードのコバさんが引き出されていてゴリゴリ結果を出して行ってます。

ここ1年くらいで二人ともかなりレベルアップした感じがしますね。


まぁそんなこんなでエクサキッズ2019の開催資金が集めきれてません。

広報関連のメンバーたちが考え抜いてくれてクラウドファンディングをすることになりました。

なんと250万!い、いけるか....

しのごの言ってられないわけですね、僕が資金を集めきれなかったので。

そして僕のこの記事を読んで、クラファンプロジェクトを見てこう思った人も多いかもしれません。

「お前2ヶ月くらい前にもクラファンやってたじゃん!」

と。

はい、ほんとそうなんですよ。

クラウドファンディングって信頼貯金みたいなものを使うわけです。

そんな連続で支援ばっかりはなぁ...、と思われて当然だと思っています。

そして上のブログでも書いてますがクラファンとかぶっちゃけやらなくていいならやりたくないんですよ。しんどいし。

エクサキッズの会議の中でクラファンをやるべきかどうか、という議論の中で今回エクサキッズとしてクラファンをやったとしても僕の力で集めるのは正直難しい、連続のプロジェクトになるのでなかなかお願いもしにくい、という話はメンバーにしました。

あまり僕は力になれないと思うけど、ということは了承してもらい、それでもエクサキッズとしてクラファンをやる、ということになりました。

腹をくくって協力してくれているメンバーのためにも僕も出来る限りのことはしなくてはいけません。

この前近藤のクラファン支援したばっかりだしなぁ、と思うのは当然だとは思うのですが、僕のためではなく子供達のために支援をお願いできればと思います。

そしてエクサキッズはプログラミング教育黎明期の事件であり、のちの歴史となるはずだと思っています。
"この事件は、歴史になり得る。"

僕は犯人から英雄になれるでしょうか。




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