RADWIMPSとわたし
備忘録として。
週2,3でライブハウスに通うほど音楽が好きになったのは、高校2年生のときにRADWIMPSを教えてもらってからだ。
普段人から勧められたものはほとんど聴かずに終わるが、そのときはふと思い出して聴いてみようと思った。お勧めしてもらった「五月の蝿」「会心の一撃」を聴いてまさに会心の一撃を食らった。当時、思春期ど真ん中の私にRADの歌詞は刺さり散らかした。
小中高と吹奏楽部の練習曲の予習か流行りのJ-POPしか聞いてこなかったわたしにとって、"バンド"は新しい世界だった。曲のタイトルの意味とか考察とか毎日調べてたし、授業中おしゃかしゃまの歌詞をノートにびっしり書いてた。友達とカラオケで「DADAを噛まずに歌えたら勝ち」ゲームして見事に全員敗北した。
好きになってすぐライブに申し込んだ。10周年の胎盤ツアー。今考えると激熱な対バンだったが、当時のわたしはいきものがかりしか知らなかったのでその日を申し込んだ。米津とかクリープとかきのこ帝国の日も申し込んでおけばよかった。ファンの方が作っていた"DADAっ子"とプリントしたパーカーを友達とお揃いで買って横浜アリーナに行った。
ライブ自体初めてだったから(バンドってすげー!)くらいしか語彙力持ち合わせてなかったけど、冷静に全員化け物級に上手い。
RADのコピーしたくて大学で軽音サークルにも入った。想像より遥かに難しかったし全然下手だったけど本当に楽しかった。青春。
RADが好きだったお陰で今の彼と出会えた。
初対面で「RADの心臓が好き」と話したらすぐに「ファーストアルバムの曲だ!」と返されて(こいつは話が分かる)と思ってたらいつの間に付き合ってた。
RADといえば歌詞。全部挙げるとキリがないので印象に残ってるものを
「会心の一撃」
めっちゃポジティブになれる。受験期毎日聴いてた
「me me she」「五月の蝿」
重めの歌詞が思春期メンヘラには刺さったんだよな。
「いいんですか」
ライブアレンジで加わるフレーズがシンプルだけど好きで毎日聴いてた。
「Tummy」の歌詞を聴いて、こんなこと言ってくれる人を旦那さんにしたいって思ってた。
定番だけど「DADA」「おしゃかしゃま」「実況中継」の洋次郎にしか書けない中毒性のある歌詞も好きなんだよな。
こうしてわたしはバンド沼に足を踏み入れたのだった…………