「先生さようなら」第8話
今回も
対比がとても綺麗に出ている回でした。
「あの頃も、今も変わらない。
先生と一緒に、先生と共に生きていたい。
それだけが僕の望みなんだ。」
と言う、あの頃のままでいたい田邑先生。
「人は同じところにはいられない」と言った由美子先生。
由美子先生との一生忘れない誕生日と
城嶋さんの心のこもった言葉とこれで最後と言う誕生日のお祝い。
だから、田邑先生はとても苦しかったですね。
田邑先生
田邑先生は今を生きていて、
今の城嶋さんを好きになってしまった。
だからどうしていいかわからない。
表情を変えないことしかできない。
かつ、自分の昔の振る舞いが城嶋さんから出てくるので、
本当にどうしていいかわからなくて。
そこをバランスとるような、うまくやる術がないかともがいているんだよね。
そして、由美子先生の「最後の苦しいことを
忘れようとできない現実」を自分の中で
どうバランスとっていくかという状態で...。
まだ出てきていない由美子先生とお別れになってしまった「苦しいだけの出来事」っていうのが今回も描かれていないけど、それを知ってる児玉くんには本音を言えてる。
児玉「お前がずっと苦しみ続けることを、
由美子が願っているとは思えない」
児玉「例えば、お前がまた誰かに誰かと恋をしても
由美子を忘れるわけじゃない。
お前が忘れるはずなんてないんだから。」
『忘れるはずがない一瞬の出来事』ってなんだろうと
ずっと考えています
前回まででの私の予想で
お誕生日に田邑先生とケンカして、由美子先生がとっさに
家を出て、由美子先生が交通事故にあっちゃうのかなぁと
思ってたんですけど。
お誕生日は無事に開催されましたのでこんな感じではないし、それ以上の一瞬の出来事っていう。
しかも後から田邑先生が駆けつけるような出来事って
いうのがなんだろうとか、
どういうシュチエ―ションなんだろうと考え込んでおります。
エプロン
由美子先生のお誕生日にかける情熱っていうのが、
細かに伝わってくるシーンが多くて。
それは可愛らしくてとても好き。
由美子先生が自分の心を解放してくれた田邑さんへの
感謝と思いと愛をすごく感じました。
田邑先生へエプロンをプレゼントしたのには驚きました。
とういう事は、前回までに言ったように
由美子先生は田邑先生の目の上に生きている
+
エプロンをつけながら田邑先生は共に由美子先生といる
ってことなんですよね!
二重の意味で由美子先生と一緒なんですよ!
これはビックリでした。
今回の城嶋さんが、田邑先生に絵を誕生日プレゼントしましたけど、その時はエプロンつけていないんです。
予告映像ですけど、城嶋さんに告白した時も
エプロンをつけてなかったので、
エプロンをつけてない=由美子先生とは生きてない場所
で田邑先生が告白してるんですよね。
エプロンがないことで、自分の想いをオープンに
できる状態なんだろうな。
稲毛先生との雑談の中で、
「僕のせいで(由美子先生が)いろんなものを
犠牲してしまったので、
早くした幸せにしたくて。
僕自身は、昔も今も空っぽな人間なんです」
という田邑先生のセリフ。
この「空っぽな人間」というのを、城嶋さんが
「私にとってはそんな事は無いです。
素敵な先生です」という話になるんですけれども
先生の絵をプレゼントした時の言葉が
城嶋さんの精一杯の言葉だしも、
城嶋さんを抱きしめてあげたくなっちゃう位かわいい発言なのに、
現実の田邑先生は、由美子先生の言葉と重ねて
受け取ってしまうので、「やめてくれ」っていう言葉に集約されてしまったのかなあと。
「出会ってくれて生まれてきてくれてありがとう。
本当は僕が伝えたい言葉なんだ」
とモノローグで言うのは、もうガチ恋してるってことだし、もう気持ちを抑えられない状態なんだろうなぁと思いました。
予告の「僕が君を好きなんだ」
という言葉が、ちゃんと田邑先生から出てきたのは、ストーリーとしては良かったかなぁと思います。大好きな由美子先生の絵を破ってしまうほど、気持ちが膨らんでて。
それを見てると、お空から見える由美子先生が
「私のことはいいから。言っちゃいなよ」と言ってる姿が
なんか目に浮かんでしまいました。
あと2回で終わりということで楽しみでもあり、
どう終わるのかドキドキする時間ですね。
最後までしっかり観させていただきます。
追記
堀江さんがらみが、
浮いてしまったのでここにまとめました。
堀江さんと田邑先生が隣同士でいるっていうことで
由美子先生と田邑先生を理想化しすぎてる堀江さん。
その理想の姿を壊さないようにどんどん縛りつけているし、暴走しているし。
城嶋さんに迫る堀江さんがとっても怖かったです。
それから、2人だけの結婚式っていうのが
堀江さんからの発言であるんですけど、写真もないし、
アップになった写真は、堀江さんと由美子先生と田邑先生の写真なんですよね。
だからこの結婚式という話もどういうシチュエーションなんだろうとと妄想しちゃいます。
ここを次回で描かれて由美子先生の最後の一瞬も
出てくるのかなあと予想してます。
堀江さんと田邑先生が部屋の中で2人で
シュールに立っているシーンを見ていて、
由美子先生と暮らしていた時よりも、
やっぱり部屋の中が若干乱雑になっていて、カップめんが多くなっていて。
この部屋にいるのも田邑先生にはきついんだろうなぁ。
堀江さんは由美子先生のことが大事だからこそ、
昔の時間を大事にしてほしくての行動なんだけれど
いつか堀江さんにもわかってもらえるようになるといいなぁと思いました。