「先生さようなら」第4話-2
原作を読んでいないで、ドラマだけで考察しております。
田邑先生・気持ちの揺れ
田邑先生の洋服が由美子先生のような地味目なことは
すでに指摘したけど、
今回、由美子先生以上に気持ちの揺れが
生まれた回だと思う。
今回城嶋さんが
「先生のこと好きでいいですよね?」と聞くシーン。
これは、城嶋さんの意思表明なんだけど。
「本当に大好きな人って一生で
何度も出会えるわけじゃないから」
と城嶋さんの一途なセリフが
田邑くんの
「多分、人生で本当に好きな人に出会えるのって、
一度だけじゃないかなって。先生はその一度」
というセリフと被っていて。
それを思い出して動揺している田邑先生。
その場所には、スケッチブックの中で
由美子先生が存在していて。
由美子先生がかつて味わったであろう
「好き-先生の立場」
の間で揺れていた気持ちを田邑先生が味わったんだよね。
田邑先生が
どこまで城嶋さんを好きなのか? は
見えないけど、
超気になる存在=好き
なことには変わりないんだよね。
城嶋さんへの「気になるレベルを自覚していない」から、
「生徒が気になるだけ」と言い聞かせているんだよなぁ。
田邑先生の場合は
「好き」-「先生の立場」
にプラスして
「由美子先生への思慕」
の3つの気持ちを行き来している。
しかも「あれは由美子のせいじゃない」も背負っている。
由美子先生へのプラスの感情、マイナスの想いが
たくさん見え隠れした回でした。
田邑先生を思うと
今回も儚さと切なさを感じてる。