面接/言語学習について

明日が留学に行けるかどうかの結果発表なので、その前にオーストリアに行きたい理由とか面接どんな感じだったかとかについて書いておきたい。

面接で聞かれたことは主に①留学先で何を一番学びたいか②それをどう帰国後の進路に活かすかだった。

行きたい理由はずばりドイツ語をやりたいからで、オーストリアのその大学が唯一ドイツ語ができる地域だったのだ。(留学で視野を広げて成長したいという想いもあるが多分みんなそれは思っていると思う)

どうしてドイツ語が好きかというと、響きの堅い感じとか、排出されている哲学者とか歴史とか、なんか全体的に、なんとなくという理由。言語をやる理由なんて、そんなもんじゃないかなあ。昔、兄がよく見ていた映画(戦争映画)を一緒に見てたことから、興味自体は中学生から持っていた。高校生と大学生の半分は英語を勉強していたので、今ようやく(今年春休みから)少しずつ勉強を始めている。
現在授業でドイツ語を選択しているが、一時期かなり中国語をやろうかと気持ちが傾いたときがあった。中国語は需要の面で今一番アツい言語といっていいだろう。受講者も相当多い。韓国語もかなり人気なので、アジアのビッグウェーブを感じる。実際に私も高校生のとき、ほんの少しだけ中国語を勉強した。三国志とか項羽と劉邦とか好きだったのもあるが、高校二、三年生の私は社会の動向に非常に敏感になっていたというのもある。
でも、語学って忍耐の世界であるだけに、好きじゃないと続かないんですよね。中途半端に打算的にやるものではないと思ってます。一方で去年はイタリア語いいなと思ったりした。イタリアはコロナ禍で医療崩壊に追い込まれ苦労した国だが、自粛中の住民がベランダで楽器を持ち寄り演奏会をしている動画を見て、なんて素敵なんだと思ったのがきっかけだった。イタリア語は語尾の韻が揃うところが可愛い。しかし、結局はあまり勉強できなかった。去年は独学する体力もなかったように思う。
そこで去年、ジョン・ル・カレという英国の小説家の冷戦スパイ小説に出会い、ジョージ・スマイリーという、ルカレ作品に多く主人公として登場するキャラクターが大好きになった。ジョージは英国人だが、ドイツ文学に精通していて、ドイツ語が喋れる。私はもうジョージがどんな世界を見ているのか知りたくて堪らなくなり、ドイツ語をやるしかないと思った。
というわけで、巡り巡ってドイツ語に帰ってきました。(この辺のことは全く面接で話してないですが) 

でもドイツ語をどう将来に活かすかとなると、非常に答えるのが難しい。面接での受け答えで苦労した点です。
言葉を大切にしたいとか異文化をもっと知りたいとか、そういう想いに後押しされているのは事実だが、具体性を持って答えることが現時点では超絶困難。ドイツ語を本当に絶対に活かした職に就きたいと思っているのかもわからない。何かしら役に立つことがあれば嬉しいという気持ちである。
こんな状態で選考に参加してしまったものだから、面接で他の人が具体的かつ社会に貢献できる、傍目から見て素晴らしい目標を伝えていると、凄すぎて感心する。すごいと思うのは、そういう人たちが自分を偽っているわけではないことである。心の底からそう思っているのだ。凄すぎるだろ…
私は私なりに、面接では一生懸命、出来うる限り具体的な返答をした。が、やはり同級生の、そういう迫力のある返答を聞いた一瞬は、心が萎縮してしまった。私もこんな立派なことが、心から思えていたならと思うが、心から思えてないなら意味がないと思っている。他に同じ留学先志望の子がいたら、私はきっと行けないかもなあと思ったが、面接官と自分に対して正直でいることは出来たので、自分としては及第点、頑張りましたねというところである。

でも帰ってからさめざめと泣きました。自分に正直でいることはこんなに大変なのかと改めて感じたりしました。そもそも、面接自体はかなり短く簡潔に終わったので、面接で苦労したというよりも人生の困難がその10分とかに凝縮されていて、それを真面に食らって疲弊したという感じだ。

正直めっちゃ行きたいし、オーストリアからドイツに行ってベルリンの壁も見たいので、行けなかったら泣いてしまうと思う。しかしどんな結果でも、最終的にはなるようになるというか、「あの結果には意味があったんだなあ」という風に受け止めることが出来る、ということに関しては疑っていない。本当に留学に行きたかったら、他の方法もあるかもしれないし…

交換留学に申し込むにあたってTOEFLiBTを受け直したのは(しかも中間テスト期間)私の気持ちを再確認する作業として重要で、そういう努力が出来たことは良かったなと思う。結果的に88→99点にあがった。
でもさあ英語も難しいよ私にとって 授業中も無力感との闘いって感じ でも、英語がわかると理解できるコンテンツが圧倒的に広がるので、やり甲斐というか、楽しさはありますね 言語学習の醍醐味ではないでしょうか。

前の日曜日にTOEIC(R&L)を受けてきたが、内容的にiBTよりずっと楽だった。
iBTのウン秒でマイクへ説明するみたいなの、つらい。

オーストリア留学、行きたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?