”メダカを買ってくれる人”はこんな属性の人。
前回ざっくりとめだか屋さんをはじめた経緯を書きました。今回は、立ち止まってくれるお客さんの中で、結局購入してくれる人ってどんな人?というテーマで書きます。
これからめだか屋さんを始めたいと思っている人や、現状めだか屋さんだけどいまいち売り上げが伸びないという人は、私のnote.をぜひ参考にしてください。
実際のめだか屋さんが経験をもとに、なぜ売れたかを、事実とともにその理由はこうかな?という視点で解説していきます。
めだか屋さんに足を止めてくれる人
さて、ドンキや西友などがあるような田舎すぎず、都会過ぎない町で、路上のめだか屋さんに足を止めるのはどんな人だと思いますか?
時間帯はだいたい15時から20時です。めだかを売るのは平日が多いです。
現在日本は高齢化社会ということで、実際にめだか屋さんをしてみると本当におじいさんおばあさんが多いことに気づきます。
では、おじいさんおばあさんがよくめだか屋さんに来てくれるか?といえば、意外とそうでもなく、一瞥してスルー。もしくは、それぞれコメントをして通り過ぎるくらいです。
(めだか…?高っ)
など。昔は川で採れたイメージが強いらしく、それを売りものと思えないとおっしゃる方もいました。
確かにそれも事実かもしれませんが、うちで卵から孵化させて、水質、水温、飼料などの環境を整えためだかなので、まったく別ものだと私は思っています。
また「がんばってね。」というように応援してくれるおばあさんもいました。
実際に購入してくれるのは50代”新おばあちゃん”
実際購入を検討してくれたのは、50歳~60歳の方でした。
先に述べたのは、だいたい70代80代の方で、最近のご老人は本当に見た目が若く、自己申告されないと50代とか60代に見える方が多いです。
特に女性は若すぎて驚きます。これもめだか屋をやっての発見でした。
話がそれましたが、小学生くらいのお孫さんがいる50歳くらいの”新おばあちゃん”がお客さんで多いです。
自分が話しやすいお客さんを選ぶ
スマートフォンもお持ちで、何より感覚が若いので、お話もスムーズです。
めだかを飼うには、何が必要でそれはどこで用意すればいいか、などを普通のスピードで話しても大丈夫という面で、効率よく販売できます。
私が20代なので、70代くらいになると世代ギャップが大きく、お互いに話がかみ合わないことがあり、それは難しかったです。
なので、もし同時に50代くらいのご婦人と80代の男性が来たら、わたしは50代のご婦人を対応し、家族にもう一人の方を任せます。
自分と属性が近いお客さんの方が、意図を理解しやすく購入に結び付きやすいです。
当たり前のことかもしれませんが、このような気づきの積み重ねで売り上げが伸びたと思います。
実際の会話の進め方
さて、50代の新おばあちゃんが来てくれたとき、多くは向こうから「なぜ見に来たのか」を話してくれます。
『うちにいま2匹だけいるんだけど、少し寂しい気がしてあと何匹か足したいのよ』などと教えてくれます。
これで、めだか初心者ではないな、基本的な飼育キットは揃っているのかな、などある程度予想できます。
そのうえで、今いるめだかさんの種類(色味など)をヒアリングして、同時に水槽の容量や置き場所、エアレーションの有無も確認します。
「うちのめだかがお客さんのところへ行って、げんきに暮らせるか」という視点で会話していくと信頼関係が築きやすいと思います。
めだか屋さんの陥りやすい悪い視点
めだかを売りたすぎて、売り上げがほしすぎて、何匹も売りつける姿勢だと、ネットショップなどならいいかもしれませんが、町の対面販売だと、次からそのお客さんは来てくれません。
めだかが死んでしまったら、水草やいい水槽、同じエサなどの”サプライ”を買ってくれることもなくなります。
向こうは、めだかを家に置いて、大切に飼いたいんです。
それを忘れてはいけません。
一回で全部売らない
そのうえで、会話のラリーをしていって「それならこの〇〇を2匹くらいがいいかな」などと提案します。
本当は3匹くらいいける環境だとしても、その方はおそらく近所に住んでいるので、また来てくれます。
その時にまた買っていただければ、それでいいんです。一回の購入金額を少なめにすることで「めだかにすごくお金を使っているんじゃないか」という気持ちを起こりにくくしています。
その日によって、持っていく水草の種類も変えているので、何回も来てくださって、それも購入してもらえたら、めだか屋さん側は嬉しいですよね。
こうやって、お客さんとご近所友達のような関係になるのがポイントです。
人によって売りやすい属性が異なる
こんな関係が築きやすいのが、私にとって50代くらいの女性でした。
なので、みなさんが自分の性格や性別、年代と相性のいいお客さんを考えて(自分は相手がどんな人だとうまく話せるかという視点で大丈夫です)
その属性の人を中心にアプローチすれば、リピートのお客さんになってくれて、売り上げが上がっていきます。
自分が楽に売れる環境をつくる
また、その属性のお客さんの評判を聞きつけて、同じような、自分が接客しやすいお客さんが来てくれます。
販売しやすい人に売るのがポイントかなと思います。
あとは、誠実に対応するのは大前提ですが、あんまり難しく考えずに、気持ちのいい挨拶と笑顔で話せばだいたいの人は悪くは思わないのではないでしょうか。
おわり
今回は、結局めだかを買ってくれるのはこんな人というテーマで私の実体験をもとに書きました。
あなたのめだか屋さんが、良い感じになりますように。
お読みいただきありがとうございました。