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【詞】私くらいは

揺れる電車に

虚ろな瞳

流れ行く街と

遠くの月


ため息のように

メロディーが溢れたら

隠していた

言葉が溢れた


本当の私を

見失いそうな時は

きっと誰だってあるよな

そうでしょう?


化粧を落とし

水に流したら

愛していこう

私くらいは


光り輝く

月のようなあなたも

涙することも

あるのでしょう


雲に隠れながら

満ち欠けする

その美しさに

気付いていたい


誰もが当たり前で

言葉にしないことも

伝えていこう

私くらいは


風に揺れながら

凛と咲き誇れるように


誰だって

小さな背中で

空を仰ぎ

明日を祈る


世の中が

明日を見失っても

愛していこう

私くらいは


1年ほど前、失敗続きで自信をなくしていた時に書いた詞です。

「私くらいは」というと、ちょっとネガティブな響きもありそうですが、「私くらいは」自分のことを大切にしてあげたいし、大切な人のことも想っていたいと、小さな光が灯るような詞にしたいと思い書きました。

でも、誰だって誰かに愛されていると思うので、「私くらいは」ってちょっとおこがましいかな。

気落ちしてしまった時でも、自分を大切にしたり、自分を愛してくれた人のことを思い出せたらいいなと思います。

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