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空と水色とわたし-59
優勝したら燃え尽きて熱が冷めてしまうのではないか
とか
優勝したら満足してしまうのではないだろうか
なんて思っていた時期もあった。
が、優勝してみると、そんなことは全くなく、
また優勝したくなるし、何度でも優勝したくなる。
それは優勝して初めて分かったことだ。
と、ここまでで、すでに「優勝」が6回。
そうです!優勝したんです。
翌朝、目が覚めて頬をつねるというベタなことをしてみるが、
普通に痛い。これは現実だ!!
じわじわと喜びをかみしめる。
空を見ても、何をしていても、世界中に祝福された気分。
こんなに空が青い。素晴らしい。
空を見るだけで思わず笑みがこぼれてくるのは
初めての経験かもしれない。
翌々日、仕事に出かけても、いろいろな方から「おめでとう」の嵐。
私が優勝したわけではないのだけれど、
もはや、それは私と言っていいくらいのめり込んでいたクラブが
優勝したのだ。
素直に「おめでとう」を受け取って良いだろう。嬉しい。ありがとう。
世界中の皆さんにお礼を言いたいくらい、幸せだ。
初めて優勝して、大好きなチームのエンブレムの上に星がついた。
ずっとずっと待ちわびた星。
それまであまり意識したことがなかったのだけれど、リーグ優勝すると
肩のJリーグのエンブレムが金色になる。とても誇らしい。
そして、一度これをつけると金色以外に違和感を感じるようになるのだ。
これも知らなかった世界。
その後、Jリーグアウォーズ、優勝パレードと
宴は2週間程度続いた。