始まりの日に。
昔から、褒められることがあまり好きではなかった。
好きではない、というか、褒められることに慣れていないせいで、相手からの好意的なリアクションにどこか拒絶反応を示していたんだと思う。
子供の頃から何故か人格を否定されるようなことを言われたり、自分の大切にしてきたものに対しても貶めるような言葉を投げ掛けられ続けてきたこともあり、気がついたら自己肯定感が底辺どころか地にめり込んでいた。
それ、本心で言ってます?
だから、褒められても一応表面上では「ありがとう」だとか、謙遜してみたりするけれど、実際心の中ではそんな感じで常に負の感情が渦巻いている。
何をやっても、周りに比べて誰よりも出来が悪かった。自分が一番わかっているのに、外野から「良かった」なんて言われて、素直に受け取れるわけがない。疑ってかかるその姿勢は、客観的に見て、関わりたくないレベルのひねくれ者だ。
そんな私でも、唯一、子供の頃から否定されることがほとんどなかったものがある。
それが、「文章を書く」ことだった。
それに気づいたのは十年近く前になるのだが、ふと振り返ったとき、他の事柄よりも文章に関しては、私自身を認めてもらえたようなことを言われることが多かった。まっすぐに届くその言葉は、自然と受け入れることができた。
そしてまんまと調子に乗った私は、今、こうしてnoteを書いている。
根暗ボッチのコミュ障をこじらせた自分が、一粒万倍日と大安が重なったこのタイミングで、特に書くような面白い日々を過ごしているわけでも、ためになるような知識があるわけでもないのに。
でも、何かに挑戦することは悪くない。
最近何かが変わるような予感がしていた私にとって、今日が最良の日だった。それだけの話だ。
とりあえず、プロフィールとトップの画像について、次回までに勉強してこよう。
色々と不馴れな私ですが、どうぞよろしくお願いします。