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コロンブスの卵の卵~ドイツ・スイスにて
「教科書にあるこの絵の何がすごいと思う?」
この絵画はフォンタナ作『空間概念』。
キャンバスを赤一色にぬりつぶして、ナイフで3本切れめを入れただけの絵。
この絵画は岡山の大原美術館に展示されている、世界的に認められている作品。
『モナリザ』や『最後の晩餐』みたいに複雑ではない。シンプル。
では「教科書にあるこの絵の何がすごいと思う?」
それがコロンブスの卵。
コロンブスの卵とは、どんなに素晴らしいアイデアや発見も、ひとたび衆目に触れた後には非常に単純あるいは簡単に見えること。
まぁ、どんな画期的な発明も常識になってしまえば、あたりまえ、難しくない。ことかな、、
白いキャンバスを、赤で塗りつぶしナイフで切りさく発想。ゼロからこの発想が出てくるか。
これがまさにコロンブスの卵。
ここからが本題、
この3月にドイツとスイスをバックパックした。
大学院の建築学科の学生と建築とピーター・ズントーの建築を巡る旅。
まずはドイツから:
ブラザー・クラウス野外礼拝堂(Bruder Klaus Kapelle);ケルン
聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館 (Kolumba);ケルン
いい写真を撮り忘れたので、カフェから撮ったものを、
つづいてスイスに:
ローマ遺跡発掘シェルター;クール
聖ベネディクト教会(Saint Benedict Chapel );クール
↑ 猫います ↓内部
テルメヴァルスの温泉施設(Therme Vals);クール
写真では伝わりにくいが、実際に見たら圧巻・圧倒される。
普段、建物を見るときには忘れがちだが、どの建物にも設計者がいる。
世界に礼拝堂や美術館、温泉施設は山の数ほどある。
ただ、そのなかにもコロンブスの卵の卵がたくさんある。
何かを見るときに
その発想はどこから来たのか?
という視点をもち、
見当もつかない。。。
となったとき、
コロンブスの卵の存在に気づくことができる
かもしれない。