天皇杯の黒田さん問題
プレーや判定、これまでの町田のスタイル等々は、さまざまな立場から語り尽くされている感がありますが、黒田さんが会見でおっしゃった「教育•指導」の面からふれている記事がないように思えたので、その部分を。
青森山田高校で長年指導と教育をされてきた立場で、筑波大学の選手の態度や口の利き方に苦言を呈したと思うのですが、まだまだ未熟な学生に対する教育的な指導を公開の会見で述べることが、教育的見地からどうなのか。
青森山田高校の生徒が外部の大人に失礼な言動をして、それを記者会見で言われたら、生徒を守る立場としてどう行動するのか。
筑波の指導者に、こういうことがありましたのでご指導くださいと、内々に伝える方がよかったのではないかと思います。よその学校の教育指導についての苦言を、外部に向けて記者会見で言いますか?
プロチームの監督が、よその学校の指導に公開の場で口を出すと言うのは、プロ監督としても、(元)教育者としても、褒められるものではない。
一連の発言が負け惜しみのように捉えられえてしまうのには、黒田さんの発言における立ち位置が中途半端で、どの立場の人にも響かない要素があるように思います。
相手のプレーと主審の判定に苦言を呈するならば、自チームの危険なプレーについても反省すべきです。ケガをしなかったという結果だけで正当化はできません。共に元エスパルスの選手というのが、さらに複雑な心境になりますが。
監督の指示じゃないならば、大悟とデュークにもご指導を。プロが未熟な学生にやるプレーじゃない。黒田さんは町田の監督なんだから、指導すべきなのは、こっちでしょ。
当然ですがJFAには、きちんとしたゲームコントロールができなかった審判団の指導をして欲しいですし、負傷した選手が1日でも早くピッチに戻ってほしいとも思いますし、せっかくプロの監督として結果を出しているのに、そしてコメントの大半は正しいことを言っているのに、それをちゃんと聞いてもらえない黒田さんがかわいそうに思えてきます。
危険なプレーの2選手だけじゃなく、GMと広報も元エスパルス。しかもその広報さん、筑波じゃないですか。