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ADI. 憧れること、を力に。

人類は、空を飛ぶことに憧れ続けてきた。

東京ディズニーシーに新しくできた「ソアリン:ファンタスティック・フライト」に乗ったことで、それをまた確信した。

ちなみに、僕はディズニー好きだ。夢とか魔法とか、人を幸せにするエネルギーに満ちている。アンハッピーな状態をゼロに戻すことが求められる医療の世界も尊くやりがいのある世界だけど、すでにハッピーな人たちをさらにハッピーにする仕事やパワーは、本当に憧れる。

ソアリンは、空を飛ぶという人類の夢を称える博物館、ファンタスティック・フライト・ミュージアムが舞台。
空を飛ぶことに熱い想いを持ち、飛行の研究を行ってきたというカメリア・ファルコという女性が主人公。


並んでいると、その博物館に展示されている絵画は、世界の人たちが、昔から、空を飛ぼうと必死に考えてきたことがうかがえた。
空が飛べたら。必ず誰もが一度は思ったことがあるのではないだろうか。
ついつい鳥人間コンテストに見入ってしまうのも、DNAだ。

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「イマジネーションや夢を見る力があれば、時空を超え、どこにでも行くことができる」
と彼女は言った。


歩く、という話題だと、歩けない、少し歩ける、歩くためのリハビリしましょう。
みたいな話になってしまう。

飛ぶ、飛べない、なら、今のところ、みんな平等に飛べない。
だから、まずは空を飛ぼう!
そんな思いつきから、軽井沢キッズケアラボでのイベント、「Wings of Fairy!」は始まった。

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オレンジが毎夏行ってきた、医療ケアが必要な子どもたちが夏の軽井沢を大満喫しちゃうイベント「軽井沢キッズケアラボ」では、気球フライト体験「Wings of Fairy!」を2017年から始めた。(日本財団、日本歯科医師会-TOOTH FAIRY- の支援をいただき)

憧れることは、平等だった。

ADLとかいう、人をできるできないで縛りつけようとするツールは
日常生活動作、を評価するものだ。移動、食事、更衣、排泄、入浴、そんなこんな。
それができないと、「要介護状態」つまり、
自分で自分らしく振る舞うことができない、というレッテルに直結してしまう。

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何度か、何度も書いているが
首から下が全く動かない人が、その人らしく生きているのを目の当たりにする、在宅医療の世界で
移動も食事も更衣も排泄も入浴も人に頼りながら、活き活きと生きている人に出会うたびに、違和感が募っていく。

というわけで、
Activities of Daily IKIGAI ADIを提唱することにします

ワクワクしているか
憧れがあるか
周りを巻き込んでいるか
人を幸せにしているか

空を飛ぼう。
そう思った時に、みんなが平等になった。
さあ、飛ぶぞ。という時に、今までと違う、順番に並んだ。
ADLでは「自立」と呼ばれているスタッフが、怖いな、と乗るのを躊躇していた。
ADLでは「全介助」と言われている子どもが、早く乗りたい!とワクワクしていた。

状態を評価せず、ベクトルに注目しよう。


自立に必要なのは、リハビリではない。出会いだ。

ボンビアッチョ!

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