人生会議、しよう。
こういう時は、こうして欲しい。
こんな時はこうして欲しい、と具体的に結論が書いてある方が、役に立ちそうに思いますよね?
でも、その方法だけだと、実際に起こった出来事について、決めてなかったり書いてなかった場合には、役に立ちません。
さらに、ちゃんと書いてあったとしても、本当に今も同じ気持ちなのか、とか、今起こっていることは、本人がしっかり想像したことと同じなのだろうか、など悩むポイントは多く、実際に書いてあったことで家族が迷わず選択できるかというと、意外とそうでもないのです。
この結論をしっかり書く、書き留める。書き、止める。
が、これまでの手法。事前指示、などと言われているものです。
それに代わって、人生会議では、
結論ではなく、話す過程を大事にします。
「こう思う」「いや、やっぱりこうかな」「迷うなぁ」
「こういうの好きだな」「これは自分にとってかなり大事!」
「自分の食べるものは自分で選びたい、そこは譲れない」
「ぼーっとする時間も好きなんだよね」
「○○を大切にしたい」「まだ、わからないなぁ」
結論を急がず、繰り返し話し合います。
そうすると、ある出来事が起こった時、
それについて詳しく話していなかったとしても、
こんな時、あの人はどんな選択をするかな、と関わったみんなで話すきっかけがあり、きっとこれを選ぶね、とその人らしい選択に行き着くことができるのです。
流行った、エンディングノートも
夜な夜なこっそり自分だけで書き上げたものは、事前指示になります。
それよりも、みんなでワイワイ書く方が人生会議です。
もうこっそり書いたエンディングノートがあるなら、みんなで集まってエンディングノート自慢会でも開いてはいかがでしょうか。そうすれば、人生会議が始まります。
今回、それぞれ勝手にポスターを創る!というのが良い感じで盛り上がって来ています。僕が発信したのは、いつも人生会議の話をする上で、大事にしている3つのエピソード
「病気は本人からも自分らしさを奪う」
「自分で言葉にできない方も 囲んで話すと想いが見えてくる」
「矛盾している時こそ本心を探るチャンス」
をポスターにしたものです。オレンジでの9年間で考えて来た、ACP・人生会議への想いです。
人生会議のイベント。なんばグランド花月にて、小籔さんとご一緒しました!