【Patrick Mojii】TOUR 20XX Patrick Vegee If セトリ考察・ライブレポート
Patrick Mojii No.9
弥生町ロンリープラネット
この記事は、
ナツ氏主催のリレー記事企画「Patrick Mojii」の9番目の記事となります。
是非1番目の記事から繋げてお読み下さい。
また筆者は普段、
動画を作ってベラベラ喋る
事でユニゾン熱を発散しているため、
今回の記事も、
「お話口調」の文になってしまう
ことを予めご了承下さい。
弥生町ロンリープラネットは、8枚目のアルバムPatrick Vegeeの9曲目の楽曲です。
Patrick Vegeeの所謂「バラード枠」と言われる楽曲で、ギター・ベース・ドラムの3つの楽器以外の音がほぼありません。
であるにも関わらず、
ボーカルとコーラスの強さ、フレーズごとに押し出されるベースやドラムの単音の響き、曲全体から漂うエモさ、
これらによって、今まで鳴らしてきたバラード枠とはまた違う雰囲気を醸し出す、ユニゾン屈指の大傑作バラードです…
(大いに個人的な意見)
弥生町ロンリープラネットは、8枚目のアルバムPatrick Vegeeの9曲目の楽曲です。
題名は漫画「椿町ロンリープラネット」から着想を得ており、読んでいくと弥生町から漂うエモさの正体を掴むことができます…。
勝手に主題歌シリーズとはよく言ったもので、ほぼほぼこの作品になぞらえた歌詞になっています。
ロマンチスト田淵こういう漫画が好きなんだなあと考えると、ファンとしては趣味嗜好を想像できてとてもうれしいです。
作品に元ネタがあるというのは、オタク心をどうしようもなくくすぐります…。
弥生町ロンリープラネットは、8枚目のアルバムPatrick Vegeeの9曲目の楽曲です。
Patrick Vegeeは「歌詞で曲間が繋がる」ことが多いのが特徴の一つ。その例に漏れず弥生町も最高の形で前後の曲と繋がっています。
いち早く先行公開され、ファンを良い意味で困惑の世界に誘った「世界はファンシー」の後、どんなロックが繋がるか、発売前に1度は考えたことがあるでしょう。
しかし、居たのはバラードの弥生町ロンリープラネット。ごちゃっとしているのに何故か噛み合う歌詞と曲。この繋ぎには脱帽です。
しかも後には「春が来てぼくら」です。
「春がきて」をどうやって「Catch up」や「phantom」と同じアルバムに入れてまとめてくるのだろうというワクワクとドキドキを、確かな歓喜に変えてくれたのは、弥生町との繋がりのおかげでしょう。
この曲が、春が来てぼくらの前にあるおかげで、最高の仕上がりの春が来てぼくらが聴けるというものです…。
何度でも言います。
弥生町ロンリープラネットは、8枚目のアルバムPatrick Vegeeの9曲目の楽曲です。
語り出せば止まらない、最高の楽曲です。
で、あるにもかかわらず。
その名を冠したTOURである「TOUR 2021 Patrick Vegee」において、その演奏を聴くことは叶いませんでした。
ライブのセットリストを考える田淵氏は、この曲を演奏しなかった理由について、
「オンラインライブで既に演奏していて優先度が下がった。どうしても春が来てぼくらとのセットを考えると入れる場所がなかった。」
と語っています。
(ファンクラブ会員紙での発言を大幅に意訳・要約しています)
弥生町ロンリープラネットのファンは、田淵が書くブログを読み漁り、ファンブックを読み漁ります。
自分が聴きたかった曲を聴けなかった何とも言えない気持ちに理由をつけて、抜こうとした刀を鞘に収めました。
いつかやる
その言葉を信じて、今後のツアーを楽しむことでしょう。
ですが私はこう言いたい。
うっせえ、聴かせろ。
ということで(?)
弥生町ロンリープラネットを
Patrick Vegeeツアーセトリに組み込むなら
どこが一番いい感じか考える
という「最高に贅沢な暇つぶし」をすることで、この曲をもっと楽しむ。
すなわち弥生町ロンリープラネットを自分流に食べ尽くすことにしました。
この記事は、
弥生町ロンリープラネットをパトベジツアーに組み込むまでの道筋と、
実際にそのプレイリストを聴いた衝撃について語るという、
「妄想セトリ創作+妄想ライブレポート」です。
ぜひマインドを限界オタクまで引き下げてお読みください。
長いのでどんなセトリかだけ気になる方は、
4.から読むことをお勧めします。
追記(9/24)
この記事は9/10頃に完成しました。
これを公開日に読む方は、おそらく、何らかの違和感を感じると思います。
(既に感じていると思います)
この企画が終わる頃には、その違和感を私から説明できると思います。
この追記を書いているのは9/24です。
1.セトリで食べ尽くす
弥生町ロンリープラネットを食べ尽くそうと思った時、まずは弥生町ロンリープラネット(以降弥生町)のライブでの歴史を振り返ってみました。
なんとこの曲、ライブで2回しか演奏されてません。しかも、オンラインライブのみ。
初演奏は、2020年のLIVE in the HOUSEでの新曲発表にて。
マイクから離れて真っ直ぐな声を届け、無観客の会場を写し出す。
オンラインでもロックバンドは強いことを見せつけたフルカラープログラムで、本編が終了。
その後、Patrick Vegee発売を発表。
新曲発表と題して「弥生町ロンリープラネット」「春が来てぼくら」を演奏しました。
また、その年の年末ライブであるLIVE in the HOUSE -Count Down Style-では、
まだツアーが決まってなかったPatrick Vegeeの曲を全て演奏するライブを実施。
アルバム順に12曲演奏されました。もちろんこの中に「弥生町ロンリープラネット」が含まれています。
すなわちこの曲は、
・オンラインライブでしか演奏されてない
・アルバム曲順でしか演奏されていない
今のところ弥生町とライブで繋がっている曲は、
前の曲は「世界はファンシー」
後の曲は「春が来てぼくら」
のみなのです。
私はここが楽しみどころだと思いました。
ユニゾン本人ですら、この2曲以外に弥生町を他の曲と繋げていないのです。
(頭の中や裏ではバチバチに繋げて構想を練っている可能性はありますが)
なら、他にどんな曲を繋げたら良いのだろう。
弥生町ロンリープラネットの、曲の要素や歌詞、ライブでの立ち位置をしっかり解釈することで、
この曲の前後の空白を読み取り、セトリを組む。
これがピッタリハマったら最高に気持ち良いのではないか。
ある意味弥生町ロンリープラネットを掘り下げていることになるのではないか。
これは最高に楽しくて贅沢な暇つぶしなのではないか。
こう考えてしまったわけです。
2.Patrick Vegee ツアーの構成
さてそれならば、パトベジツアーのどこに弥生町をぶち込むかを考えるわけですが。
先述した通りファンクラブ会員紙「UNIMAG」において、弥生町ロンリープラネットが何故抜けたのかは田淵の口から語られています。
ならば、何故弥生町が抜けたのかしっかり確認すべく、「TOUR2021 Patrick Vegee」のセットリストを見てみることになるわけです。
01.Simple Simple Anecdote
02.Hatch I need
03.マーメイドスキャンダラス
04.Invisible Sensation
05.フライデイノベルス
06.カラクリカルカレ
07.Nihil Pip Viper
08.Dizzy Trickster
09.摂食ビジランテ
10.夜が揺れている
11.夏影テールライト
12.オーケストラを観にいこう
13.Phantom Joke
14.ドラムソロ~世界はファンシー
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16.天国と地獄
17.シュガーソングとビターステップ
18.101回目のプロローグ
EN
19.crazy birthday
20.オトノバ中間試験
21.春が来てぼくら
最高のセトリだなおい。
失礼。
確かに。たしかに。
ここに弥生町ロンリープラネット→春が来てぼくらをぶち込むのは、確かに難しそうだなと。
(田淵はこの2曲をセットで考えているようです)
「春が来てぼくら」が今まで後半の感動場面で入れられていた曲である以上、それを崩すには大きくセトリを練り直す必要があるのでしょう。
今回は正位置で「春が来てぼくら」を鳴らすことにしたんでしょうね。
いたずらに今までと違う立ち位置で演奏するだけでは、意外性とは言えませんからね。
違う立ち位置で「しっかり映える」からこそ、感動と意外性で心が揺れる訳です。
そう。やはり我々は知っていたんです。
パトベジツアーが完成されたセットリストであることを。
ですが。だからこそ。
この完璧なセットリストのどこに弥生町が入るか考えるという、贅沢な暇つぶしに興じさせていただきます。
3.弥生町の配置
前章でパトベジツアーの構成を再確認した結果、
弥生町ロンリープラネットが気持ちよく入る余地は、3rdブロック、ここしか無いと考えました。
田淵曰く、
3rdブロックは「夏影テールライト」をバラードのような立ち位置で演奏しようと組まれたブロックです。
今回はIfなので、ここを純正バラードで組んでみましょう。
夏影→オーケストラ→phantomの流れが無くなりそうなのは心苦しいですが、純正バラードを入れるにはここがベスト。ご容赦ください。(オーケストラが大好きな自分への謝罪)
新しい繋ぎを考えたいため、世界はファンシーと春が来てぼくらとは繋げないようにします。
そもそも、この2曲はセトリの中で既に完成され過ぎている流れがあります。
ドラムソロ→世界はファンシーから弥生町に繋がったら、色々な意味でなかなかヤバい。
4.新セットリスト「Patrick Vegee If」
できたセトリをぶち込ませていただきます。
採用理由を熱く語らせてください。
今回は3rdブロックの5曲のみを一部変更し、ほかのブロックは一切動かしてません。
変更した3rdブロックがこちら。
09.摂食ビジランテ
10.夜が揺れている
11.さよなら第九惑星
12.弥生町ロンリープラネット
13.kid,I like quartet
今回、私が弥生町の相棒に選んだ2曲は、
前が「さよなら第九惑星」
後が「kid,I like quartet」
となりました。
5.相棒の2曲の採用理由
それでは採用理由を語っていきます。
今までは、正直、
弥生町ロンリープラネットの話ではなくPatrick Vegeeの話でしたが、
ここからは、弥生町の前後を読み解きます。
1番楽しい部分です。
まず、さよなら第九惑星の採用理由。
さよなら第九惑星を選んだ理由は、
①前半2曲に1曲追加して3曲のまとまりで見た時に、完成度が高くなる曲で
②弥生町ロンリープラネットと、さり気なく交わる曲である
ことにあります。
①3曲のまとまりでみて完成度が高くなるとは。
弥生町ロンリープラネットの感動度合いを高めることを考えた時、
直前の曲はしっかりまとめて完結されているべきだと考えました。
Live in the houseでも本編が終わった後の1曲目ですし、
アルバム順でも、夏影→phantom→世界はファンシーの激強3曲が終わった後に来る曲です。
直前までの流れが1つの物語・作品としてまとまっていることで、弥生町の良さが引き出されます。
弥生町の頭の歌詞を考えると…
この曲はイントロの音数が少ない分、頭の歌詞を噛み砕くのに時間を要しません。これは恐らくライブでも同じ。
僕らは孤独な星だから…
お互いにきっとそうだから
語り手とその相手。ユニゾンで二人の登場人物がすぐに出てくるのは珍しいです。「君」はいっぱい出てくるんですけどね。
二人のストーリーだぞ、という意思表明。
二人の物語が、新たに始まるなら。
前の物語は綺麗に終わっている必要があるのです。
すなわち、一区切りが着いた無音からのスタートの方が、よりこの曲に入り込めるのです。
しかも、ただの無音ではなく「満足度の高い無音」でないと意味がありません。
摂食ビジランテ
夜が揺れている
パトベジツアーではこの2曲で完結させていましたが、感動度合い上げるために、ここに1曲追加して3曲でまとめましょう。
「さよなら第九惑星」であれば、前2曲の治安の悪さに乗りつつ、BPMが上がっていきます。
ライブでは、アップテンポでブロックに一区切りつけて終わる、というのがとても気持ちがいいのです。(個人の感想)
第九惑星の「嫌いだ、こんな世界は」という歌詞が、夜が揺れているの「嫌いだよ」という突き放す歌詞とも抜群にマッチします。
テーマが似ているのに曲調が違う。アルバムに同時に入る曲では無いけど、ライブなら同時に鳴らすことができる。
このハマり具合、既に気持ちいい。
ラストの「今日がまた終わる」でこの3曲を締めるのもとても綺麗です。
ユニゾンの治安の悪さを際立たせる3曲。これらをひとつの物語として考えれば、最後を飾るのには抜群の1曲なのでは無いでしょうか。
②弥生町ロンリープラネットとさり気なく交わるとは。
前3曲が綺麗に締まるなら、最後の曲と弥生町の間には強い繋がりを必要としません。一区切りしていますからね。
とは言っても、全然関係の無い曲では感動が薄まってしまいます。
「あとから考えたらあの2曲も意味があったんだ…!」
くらいで気づけるのがちょうどいい訳です。
これが、さり気ない交わり。
さよなら第九惑星の惑星と
弥生町ロンリープラネットのプラネット。
曲名が完璧にリンクします。
しかし、
曲調も歌詞も、どこにも意図的なリンクはありません。
ここを繋げられるのがライブセトリのいい所で。
聴く側で勝手にリンクできちゃうんですよね。
治安劣悪3曲が綺麗に締まり、物語が終わりました。
だから、新たに「ただ良いバラード」を1発鳴らしただけなのに、
さり気ない交わりがあるおかげでそこに意味がある、
いえ、見出してしまうように組み込まれるセトリ。
どうです?この2曲。
繋がるべくして繋がる感じがしませんか?
私はしました(自画自賛)
そして、「kid, I like quartet」の採用理由
kid, I like quartetの採用理由は
①弥生町ロンリープラネットと世界観で繋がる曲で
②みんなが納得してこのブロックを締めくくる曲
であることです。
①弥生町と歌詞と世界観で繋がるとは。
kid, I like quartetと聞いて1番初めに浮かぶイメージは、ファンであればあるほど「桜」になるでしょう。タイアップの夜桜四重奏や、兄弟曲の「桜のあと」がありますからね。
そして、弥生町を演奏する上で「春」を連想する曲は、やはり外せないでしょう。
春が来てぼくらに繋がるようにできているのが弥生町ですから、イメージが桜である曲は、世界観的にも完璧にマッチします。
また、曲名に「弥生町」とあります。
歌詞から、登場人物の2人が住むある町での出来事が連想されます。
一方、kid, I like quartetでは街に焦点を当ています。
喜怒哀楽の感情によって彩られる、自分が住む街のことを歌う曲です。
町から街へのスケールアップと捉えられませんか?
誤解を恐れずに比喩するなら、田舎の高校生から、東京に出てきて夢を見る大学生のような変化でしょうか。
あくまでイメージの話ですが。
ということで、「桜」と「街」の要素を持つ「kid, I like quartet」は、言うまでもなく弥生町とベストマッチです。
これは私の趣味なんですが、これも「さり気ない交わり」なんですよね。
言われてみれば…くらいの繋がりに後で気づくのが気持ちいいんです。
世界観が似ているなあ、くらいがちょうどいい。
② みんなが納得してこのブロックを締めくくる曲とは。
このブロックは、「アガらない」ブロックです。
摂食ビジランテ
→夜が揺れている
→さよなら第九惑星
→弥生町ロンリープラネット
どこで手を挙げてノリに乗りますか?
いいえ乗れません。
乗るとしたら第九惑星ですが、夜が揺れているの流れで演奏したら、確実にみんな聴き入るタイムに入ります。ノリノリではなく聴き入る時間。
そう考えると、2択に迫られる訳です。
このまま綺麗に聴き入る流れで終わるか。
逆を突いて無理やりぶち上げるか。
ぶち上げましょう。どこまでも。
元セトリはオーケストラからphantomやってますからね。
負けないギャップで行くしかない。
で、あれば、
DUGOUTにも収録されて、古参が大歓喜する「kid, I like quartet」は、
この場にふさわしいでしょう。
今までの雰囲気をいい意味で壊す、ユニゾンが大得意のPOP&ROCKナンバーです。一番好きな楽曲に挙げる人も多いでしょう。
大納得な一曲です。
これが、2曲の採用理由。
かなり納得して作ることができました。
さり気ない交わりが気持ちいいという同志が、読んでくれている人にもいることを願います。
そんなこんなでできあがったセトリ
題して「TOUR20XX Patrick Vegee If」
(Ifは大文字小文字です。こういうところ気にするオタク。)
6.実際に聴いてみた
意気揚々とiPhoneでプレイリストを組み、聴いてみました。
繋がりが怖かったので、一聴目はライブ音源で繋げず、
ほぼCD音源で繋げました。
このためにロングドライブも設定し、自分が楽しめる万全の体制でセトリにのぞみました。
そして1曲目のsimple simple anecdoteが流れ始めます。
段々とPatrick Vegee TOURが脳内で進んでいきます。
ですが、いよいよ3rdブロックが始まる摂食ビジランテが流れだした頃、
ふと我に返ってしまいました。
俺は一体何をしているのかと。
そもそも、参加出来ず、円盤勢だった私は、弥生町が聞けなかったことに憤りを感じる立場では無いのではないか。
そもそも、なぜ完成されたセットリストを壊さなければならないのか。
そもそも、なぜ完璧の流れでありMMMの中でもトップレベルで大好きなオーケストラを観にいこうが抜けているのか。
え、俺きっしょ。ヤバいオタクじゃんか。
超冷静になってしまった中、夜が揺れているが始まります。
あー、やっぱこの繋がりめっちゃかっけえなと思いつつ、次にくるのは俺が設定したさよなら第九惑星。
本当に大丈夫か?
ですが、
私、伊達にセトリ予想やらセトリ感想やら投稿してニヤニヤしていません。
プレイリストを組んだ時の自分をあれほど賞賛した日はありませんでした。
ありがとう、バイバイ。
この歌詞の次に流れたのは、
tribute albumのスタジオライブ版
さよなら第九惑星。
この曲だけ、スタジオライブ盤をピックアップしていました。
一気にライブの音が頭の中でかき鳴らされました。
さっきまでの不安はどこへやら。
今まで2曲で完結していた摂食→夜が揺れているが終わったところへの強襲。
意外なところに置かれるレア曲は、ライブではないただのプレイリストで聴いても、ここまで心を揺さぶってくれるのだ。
完璧に3曲でまとまっている…我ながら最高…
というか曲が最高……。
そしてそのまま弥生町ロンリープラネット。
ここがまさに思惑通り。
さよなら第九惑星でバチバチロックな気分が最高潮になり、静まる。
そして始まる静かなイントロ。
だからこそ響くこの歌詞。
より壮大な物語になった弥生町ロンリープラネットを噛み締めるように聴く。
ああ、Patrick Vegee で弥生町が1番好きだった人は、ツアーで聴けなかったんだな…いつかやるといいな…
と思いを馳せながら…。
そして喜怒哀楽でいつものユニゾンへ。
ここの繋ぎ、音源で是非繋げてください。
最高に気持ちよくドラムがつながります。
気持ちよすぎる。
桜と感動の「春が来てぼくら」とは違う、
桜と爽快感の「kid, I like quartet」。
間違いなく。
弥生町ロンリープラネットがあるからこそ、新しい可能性を見出す曲でした。
そして、世界はファンシーへ続き、脳内ライブは続く。
やはりPatrick Vegeeのセトリはやべえ。
このことを大事に大事に反芻しながら、アンコールの春が来てぼくらを聴いて、ライブは終わり。
その後、3rdブロックだけ無限に聴き直しております。
Patrick Vegeeを聴くだけでは味わえない弥生町の楽しみ方を発見した瞬間でした。
かくして私は、弥生町ロンリープラネットを自分流に食べ尽くすことに成功したのでした。
第九惑星→弥生町→喜怒哀楽
いや、ホントに、
皆さんも早く自分のスマホでプレイリスト組んで聴いてみて下さい。
マジで。できれば摂食から。
7.あとがき
弥生町ロンリープラネットを食べ尽くす
この企画の概要を読んだ時、『食べ尽くす』とは、曲の深堀りをすることが当たり前の前提にあるような気がしていました。そこを楽しむ企画だと。
私も深掘り超大好きです。歌詞考察も大好き。
ですが、やはり素人の月並み考察止まりで。
しかも、映像エフェクトや声の表現を使わず、文字のみで表現しなければならない。
文字書きの人達に敵うわけが無いと思ってしまいました。文章作品として。
私が好きなユニゾンの楽しみ方の1つは、セトリを見て、その意図を汲み取ることです。
セトリの行間を読む、とでも言いましょうか。
コロナで実際に参加できないからこそ、なぜその曲をチョイスしたのかを考えることに楽しみを見いだし、動画で発信しています。
ならばこれに似た形で、
拙いながらも文字で表せないか。
こう思って、セットリストから外れてしまった弥生町ロンリープラネットに焦点を当てることにしました。
私なりの方法で食べ尽くさせて頂いたつもりです。
セトリを組む段階、聴く段階、思い出しながら文字に起こす段階、全てがとても楽しかった。
皆様も、新たな弥生町ロンリープラネットの楽しみ方を、
ひいては自分が好きな曲を食べ尽くす新たな方法を見出していただければ嬉しいです。
どう考えても長すぎる文章。
どう考えても需要が無さすぎる内容。
どう考えても物好きですら残しそうな作品になってしまいました。
最後まで読んでくれたあなた、かなりの鉄人のようです。
ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
主催のナツさんにこの場で感謝を。
主戦場は動画、という違う畑の人間であるにもかかわらず、ユニゾンを文字で語る方々へのあこがれの気持ち、その勢いのまま参加表明をさせていただいた自分を、快く引き受けてくださってありがとうございます。
なにより企画の発表から連絡等のスムーズさ、流石すぎる。一瞬で信頼度が爆上がりでした。今後もよろしくお願いいたします。
最後に弥生町の相棒候補もあげておきます。
分かりやすいですが、なぜ候補に挙がったか理由を考えてみてください。
<前>
スノウループ
スノウリバース
静謐甘美秋暮抒情
5分後のスターダスト
光のどけき春の日に
君はともだち
2月、白昼の流れ星と飛行機雲
セレナーデは止まらない
<後>
桜のあと(all quartets lead to the?)
ノンフィクションコンパス
ライドオンタイム
君が大人になってしまう前に
ああ、食った食った。
食い足りない。
やっぱりライブで聞かせてくれ
8.Patrick Mojii
今回の文章リレー企画「Patrick Mojii」
次回はきだともみさんの『春が来てぼくら』
どのように記事が繋がるのか、楽しみです。
様々な文章家の皆様がPatrick Vegeeを最後まで食べ尽くす企画ですので、ぜひ他の方の記事もご覧ください。
9.追記(9/27)
ここから
TOUR kaleido proud fiestaについて話します
TOUR fiesta in chaosに参加する方で、
情報を入れたくない方はご注意ください。
確かに、書き終えた時にふと、一つの可能性が頭をよぎりました。(この時点で9月10日頃)
「あれ?これkaleidoツアーで弥生町やったらどうすんの?」
私のkaleidoツアー参戦日はプレファイナルである9/23の茨城公演。
世界で2番目に遅くセトリを知る男でした。
楽観視してました。ええ。
「多分やらんやろ」
「夢が覚めたら」やるまで何年かかってんねん?って話ですし。ええ。
そしたらこれですよ…
それでは今回の記事の違和感。
哀れな男のネタバレをダイジェストで。
…。
いつかやる
うっせえ、聴かせろ。
ライブで2回しか演奏されてません。しかも、オンラインライブのみ。
ユニゾン本人ですら、この2曲以外に弥生町を他の曲と繋げていないのです。(頭の中や裏ではバチバチに繋げて構想を練っている可能性はありますが)
かくして私は、弥生町ロンリープラネットを自分流に食べ尽くすことに成功したのでした。
…。
はっ(嘲笑)
もうkaleido proud fiestaツアーでやりましたよ。
最高でした。ライブで聴かせてくれました。
ありがとうございました。
しかも何とつなげたのか。
なんと。
5分後のスターダストですって。
いや、考えたわ!!!
秋→冬の繋ぎ!!!!
やるんかあああああああああい!!!!
ニアピンやんけええええええええ!!!
なお、kaleido の予想では弥生町をあげていませんから、
5分後のスターダストは到底挙げているわけもないので、
完全に想定外だったわけですが。
しかし、です。
弥生町の前後を楽しむという暇つぶしはまだ終わっていません。
弥生町の後の曲は、ユニゾンもまだ答えを出していないのです。
さて、今後、弥生町はどこで聴けるのでしょうか。次もやってね♡
他にも、前後の曲が凝り固まっている曲があるかもしれません。
であれば、それを考えるのもまた一興。
Patrick Vegeeであれば…
101回目のプロローグとか。
物好きのみなさん、どうでしょう?
それではっ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?