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無言の管制塔 【勝手にリンクミュージック】
この記事は、ハグルマルマ氏考案の「勝手にリンクミュージック」に乗っかった記事です。
最近文章を書くことから離れていましたが、ハグルマルマさんが素敵なお祭りを催して下さったため、稚拙な物書きではありますが、参加しようと思った次第です。
とは言っても、現実は厳しく、時間はあまりありませんでした。
短いながら、少しでも2曲の繋がりや魅力が伝わればと思います。
・その未来は今(the pillows)
・23:25(UNISON SQUARE GARDEN)
ユニゾンの作詞作曲家、田淵智也が無類のthe pillows好きであることはファンにとってはあまりにも有名である。そのため、楽曲を制作するにあたり、意識的にか無意識的にか、世界観や言葉が似通うことがある。田淵智也のピロウズ愛と山中さわおのロックな言葉に痺れること間違い無し。
ロックに魅せられた2人の言葉たちを勝手にご紹介させていただく。
この2曲は全体的に未来に向かって走り出している感覚を歌っている。
以下サビ。
待ってるだけじゃつまらなくて
僕らは走ってる
二度と戻れない道を ah yeah
目を覚まして夢を知った
その未来は今 Hey
未来をつかみ取るには、待ってはいられない。
二度と戻れない道を”今”走っている。
描いた夢の未来は”今”にあるのだ。
タイミングまた裏返し また金縛り また眠れない
揺らいでる風景も七色のステージに変えて キラキラ
望遠鏡からつながった あさきゆめみし神の力で
今握りしめて走り出せば 空も飛べるようなお年頃ですもの
夢の中で見た未来 を自らが描く七色のステージに変え、輝かせる。
望遠鏡で見つめるているのは未来だろうか。
神のみぞ知る未来に向かって、
”今”を握りしめて走り出す。そんな青くて苦いお年頃なのだ。
the pillows も UNISON SQUARE GARDENも
自分たちの納得できる音楽だけで生きていけるようになるまでに様々な苦労があった。
人生という長い道を、自分の信じる音楽と共に往く覚悟を歌う。
自分が信じる”今”の先に未来が待っていることを
願わずにはいられない。
そんなロックバンドの悲鳴がこの2曲なのだと思う。
悲鳴を格好良く泥臭く歌に乗せるのが、ロックバンドなのだろう。
もう1つ、唯一無二のリンク表現が存在する。
無重力でクロール
管制塔はクローズ
サヨナラ バイバイ これも自由
Ah Yeah
歪んでいたのは 昨日のせいだった
不安定なんだ ニュートラルコーナーは
管制塔からの連絡はまだないな
そう、管制塔という歌詞である。
管制塔が出てくるだけなら、他の曲でもありそうものなのだが、この2曲は「管制塔からの連絡が途絶えている」という点が同じである。
空を飛ぶ上で、管制塔からの連絡は必須。
司令塔、空の地図とでも言うべきだろうか。
だが、人生という道に管制塔からの指示は無い。
the pillowsはそれを自由と表現し、
ユニゾンは答えは見にくいものだと表現した。
では、何を目指して道を走り出せばいいのか、海を泳ぎ出せばいいのか、空を飛び出せば良いのか。
それが、自分が信じる”今”なのだろう。
彼らが信じる音楽、すなわち”今”を、
これからも贅沢に浴びて生きていこう。
短いですがこんな感じで。
今回はお祭り企画なので、あと1.2個記事を書いてみたいなと思ってます。
素敵な機会を作っていただいた、ハグルマルマさんに感謝を。
読んでくれたあなたの記事も待ってます☆(初日のマウント)
the pillows好きはユニゾン聴いて。
ユニゾン好きはthe pillows聴いて。
それではっ。