道をよく訊かれる話
先日西武池袋駅のホームで電車を待っていたら、若い女性が話しかけてきた。
女性:『すみません、この電車は森林公園に止まりますか?』
私:「んっ?!?!それって東武です!ここは西武、東武は西口ですよ。」
女性:『そうだったんですね、すみません。。。』
と足早にすぐいなくなってしまった。
東武が西口で西武は東口。。。説明した私もちゃんと合っていたのかちょっと混乱してしまった。改札を入ってホームで自分の間違いに気づいた彼女がとても気の毒に思えた。でもよく考えてみるとすごく紛らわしいと思う。常識的に?考えると東武は東口、西武は西口と考えてしまうのも分かる気がした。
ネットでなぜこんなややこしいことになってしまったのか調べてみると、開発の都合上やむなくそうなってしまったらしい。東京は五月雨式で次々と開発され、兎にも角にもわかりにくいと思う。
また別の日に西武新宿駅からJR新宿駅まで続くサブナードを歩いていると、『JRに辿り着けない。。』と路頭に迷っている外国人観光客に出会った。何気に地下から行くと遠回りしているので、自分の方向感覚を信じて行くと大体間違ってしまう。看板と通行人の流れだけを信じて進んで行くしかない。(地上に出るとわかりやすい)
少し前のラグビーのワールドカップの時も、沢山の外国人のグループがスタジアムがある『飛田給!飛田給!』と言いながら路線図を何度も確認して改札を入って行くのを見かけた。私は「京王線と京王新線で迷わなければいいけどな」と少し心配になってしまった。
私は東京に上京してきた時もよく電車を間違えて乗り越し、出口を間違え、乗り換えと乗り継ぎと乗り入れで沢山失敗した。(おそらく世界一?)難しい東京の交通網に慣れてしまうと、世界中の交通網なんてちょろいもんじゃないかと思えてくる。逆に海外は単純すぎて本当に合っているのか不安になる時もある。
駅で迷っている人たちを見かけると、まるでダンジョンを攻略している勇者のように見えてくる。私はこれからもそんな勇者たちに出会ったら正しい道へと導いてあげようと思っている。
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