見出し画像

たかがコンビニ、されどコンビニ。

最近というか、少し前から仕事がうまくいかなくて色々悩んでいる。さらにこんな状況になってしまって追い討ちをかけるように『人生詰んだ』と思うことが多くなり、何か解決策はないものか模索している。

私はあがり症だし、人見知りだし、内向型だし、気にしすぎだし、とにかく人と接することが苦手だと感じている。これではいけないと思い、副業とリハビリを兼ねてコンビニでアルバイトをしていた。が、コロナの影響で昨日突然リストラされてしまった。あまり物事が続かない性格なのですが、今年で勤続18年だった。接客が苦手な割に18年、とりあえず自分を労って褒めてあげたいと思う。

とにかく人と接する仕事は難しい。たかがコンビニ、されどコンビニ、対応する業務が多種多様でそれをこなしている店員さんはすごいと思う。業務はそれでも覚えてしまえば簡単だけれど、問題はお客さんがとても厄介だった。理不尽なことや差別的なこと、わがままな人、強引な人、デリカシーのない人、本当に色々な人を見てきて人間の醜さとか、自分ではどうにもできないということが沢山あって本当に勉強になった。それでも何とか続いたのは親切でいいお客さんも多かったし、助けてくれる仲間がいたからだったと思う。何より『ありがとう』と言われることがすごく嬉しかった。

そんなこんなで人間不信になりながらも、人と接する感度というか、不意に噛みつかれないように危険を察知する直感力がついたように思う。『この人は一見穏やかそうだけど、なんか危なそうだな』とか『この人はすぐ怒鳴るけど、実はすごく寂しいのだな』とか、お金の支払い方、振る舞いや間合い、服装や財布の中身から鞄まで、この人はどんな職業でどこから来て、どこに住んでいて、今どんな気持ちなのかなど、とにかく沢山観察させてもらった。

接客のプロといえば、ホテルや水商売、客室乗務員、デパートなどが思い浮かんでくる。そんな方たちには到底敵わないけれど、東京のラッシュアワーに大量でスピーディに接客する中で、お客さんが欲していることを瞬時に察知してサービスを提供することにも面白さを感じた。(マラソン大会の給水ポイントでランナーに水を渡しているような気分)

今とても困難な状況の中、それでもお店を開けていてくれる安心感というか、ホッとする場所のひとつがコンビニだと思う。色々とお客さんにブーブー文句を言われながらも、それでも店が愛されていると感じることもあった。

そんなコンビニをこれからも影ながら応援していきたいと思っています。
こんな大変な状況の中で働いている方たち、ほんとにありがとう。



サポートよろしくお願いします。 頂いたサポートは今後の活動に活かしたいと思います。