飛ぶ練習をしている鳥
軒先のつばめ
春になると実家の団地の軒先につばめがやってくる。
気になってちょっとこっそり覗き込んでみると、雛たちは『私はいません』みたいな顔をして口を一文字につぐんで一斉にだんまりする。
で、親鳥が餌を持ってくると一斉にばたばたピーピー鳴いて餌をモリモリ食べている。
雛たちは巣から体がはみ出るくらい大きくなると、飛ぶ練習を始める。
まずは親鳥が飛んで見せる。雛たちは少し高いところからバタバタしながら飛び降りてみる。だんだん高いところから飛ぶようになって、少しずつ飛ぶ時間も長くなっていく。巣の周りをぐるぐる飛ぶようになって、少し遠くまで飛べるようになる。
飛び方を掴むためなのか、掴んだからなのか、ぐんぐん高く飛んでいるのを見かけると、何だか勇気をもらえる感じがする。人間は飛べないから尚更憧れを持ってしまうというか、純粋に感動してしまう。
都内の水辺
春先に多い気がするが、時々都内の水辺の多い場所なんかにも鳥の群れがいて、飛ぶ練習をしていたり、餌の捕り方を練習しているのを見かける。
最初は「遊んでいるのかな?」と思ってしばらく見ていると、親鳥が何か教えていたり、できるように見守っている様子がわかってきて、興味深く見てしまう。
子供たちも教えたことがすぐできる器用な子がいたり、私みたいになかなかできない不器用な子がいたりして面白い。そんな不器用な子には尚更「頑張れよ!」と応援してあげたくなる。
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