-大阪観光②-
大阪の今昔が混在する「通天閣・新世界」
通天閣にジャンジャン横丁、大きなフグ提灯の看板などで有名な大阪市南部の下町。新世界の始まりは明治36年(1903)、天王寺および現在の新世界で催された第5回内国勧業博覧会に遡る。その跡地の東半分には天王寺公園がつくられ、残った西半分には中央にシンボルとして通天閣(初代)と、その南側に有料遊園地のルナパークがつくられた。これを契機に芝居小屋や映画館などが集結して発展し、新世界がかたちづくられていくことになる。現在、ルナパークも映画館も閉館したが、通天閣の展望台には遠方からの観光客で賑わっているほか、真下にある地下の通天閣劇場では毎週月曜日、各地方で活躍する歌姫たちが演歌を熱唱し、通天閣劇場TENGEKIでは毎週土日に漫才や上方落語などで観客を楽しませている。また、土・日曜日には松竹の芸人により落語や漫才が行われている。南北130mの間に串カツ屋、どて焼き屋、囲碁将棋クラブなど約50軒の店が軒を連ねる「ジャンジャン横丁」も元気そのもの。土日・休日になると、ツアー客が大勢で訪ねて、ビリケンさんやフグ提灯の看板などをバックに記念写真撮影を楽しむ。
おいしさが集まる「黒門市場」
商業活動が盛んで全国から物資が集まったことから、「天下の台所」と呼ばれていた大阪。現在でもそれを体現しているのが、大阪の一大観光地「黒門市場(くろもんいちば)」です。地下鉄堺筋線・千日前線「日本橋」駅10番出口から徒歩約5分、観光の中心地「なんば」駅からも近い抜群のロケーションです。
明治時代に公認市場として認められ、かつては主に魚介類の卸売市場として栄えました。市場近くにあった圓明寺(えんみょうじ)の山門が黒かったことから、「黒門」という名前になったそう。
大阪を一望「空中庭園展望台」
梅田スカイビルとは
梅田スカイビルは、地下2階、地上40階建ての複合施設。大阪駅や梅田駅から徒歩10分圏内に位置し、梅田のランドマークとしても知られています。
タワーイーストとタワーウエストのビル2棟を繋ぐように空中庭園があり、外観はまるで、近未来の建物のよう。過去には「世界の建築 Top 20」にも選出され、海外からの観光客も多く訪れるスポットです。
梅田スカイビルって何ができるの?
梅田スカイビルのいちばんの見どころといえば、40階〜屋上の「空中庭園展望台」。40階には屋内展望フロアやカフェがあり、さらに屋上へ上がると、なんと屋外から絶景を一望できます。訪れる時間帯によって異なる風景を見られるので、夕景や夜景を、大切な人と満喫するのも素敵です。
絹谷幸二 天空美術館
3Dメガネをかけてダイナミックな映像演出を体感できるうえ、大阪の街を望める「天空ギャラリー」や「天空カフェ」もあります。
日本最大級の水族館「海遊館」
海遊館は、世界最大の海、太平洋とその周辺海域の自然環境を忠実に 再現した水族館です。 太平洋を取り囲む環太平洋火山帯の各地域を選び、大水槽で再現しています。 館内の水槽は、それぞれが実際の太平洋の地理的な位置に相当する ように配置されています。ジンベエザメが悠然と泳ぐ建物中央の 「太平洋」水槽をはじめとし、滝が流れ草木が茂る「日本の森」水槽や カマイルカたちの暮らす「タスマン海」水槽などの各水槽で約620種 30000点の生き物たちを飼育展示しています。 クラゲの魅力を追求した「海月銀河」や、 ワモンアザラシなどが暮らす「北極圏」水槽も人気です。
カップルにオススメ「天保山大観覧車」
Osaka Metro中央線 大阪港駅から徒歩約5分。海遊館のすぐ横にそびえる高さ112.5m、直径100mの世界最大級の観覧車。所要時間は約15分間で、晴れた日には東に生駒山系、西に明石海峡大橋、南に関西国際空港、北に六甲山系までが一望できる絶好の空の旅だ。60台あるキャビンのうち、3台が車いすのまま直接搭乗できるバリアフリー型キャビン。また搭乗中はキャビン内で日本語と英語の解説が流れる。多彩なLED照明で翌日の天気予報を知らせる演出も人気。大阪港をカラフルに彩る光は、いまやすっかり大阪の夜の名物のひとつだ。