不動産ど素人の私が我が家を購入するまでの話 5話
ライフラインについて確認する上で大事なこと
①ハザードマップ で安全かどうか。
②坂道、崖、危険な道路などの有無と把握。
③車でのアクセスは安全に出来るかどうか。
④旧地名はどうか。
⑤その物件の周辺の用途地域の変更を伴う、開発予定の有無
②坂道、崖、危険な道路などの有無と把握
①と共通するところもあるのですが、実際に最寄駅から物件までのルートで上記を確認し、自分や家族がどの様に暮らすのかをイメージしました。
・最寄駅から実際に歩いてどれくらい時間と労力がかかるのか。
・バスなどを利用する必要がある場合は、本数やバス停までの距離など。
・坂道は勾配や距離によっては電動自転車が必要になる可能性も考える。
・物件周辺や最寄り駅、商業施設までの道路に落石や崖崩れを起こすような場所はないか。
・夜間の街灯の明るさなども確認し危険な場所がないか。
・歩道の幅や信号、車の交通量や抜け道などで危険となっていないか。
サイトで第一希望の駅、中古4LDK徒歩20分3500万円という物件を発見し確認した時のことです。
徒歩5分ほどで市が指定する農地ゾーンが広がっていました。最初は緑が豊かでいいなあとも思ったのですが、その農地ゾーンを10分ほど縦断しなければいけないのです。
そこには街灯もなく、舗装されていない道でした。更に入り口と出口に階段があり自転車は厳しい。
大通りで迂回しようとすると徒歩40分は掛かるかというルートしかありませんでした。
子供や妻が夜に通ることを想像すると安心は出来ないと思いました。
農地ゾーンを抜けると、10分で物件に到着しました。
そこまで片道1車線の道路があり国道に繋がっているのか車の交通量はとても多く、歩道の幅がまったくありませんでした。
その狭い歩道は、路側帯のみで50〜75㎝程の幅しかなく、車もけっこうなスピードで通るし、カーブも多く見通しが悪くヒヤっとすることが多かったです。
犬などの動物を飼って散歩していたり、子供が普段歩いたり自転車で通ると想像したら危険すぎると思われる道路でした。
こうした状況からこの物件も憧れの駅ではありましたが選択から外すことになりました。
余談ですがこんな物件エピソードも。
条件にほぼ合う新築物件で、話を進めようと思っていた頃。その物件周囲の様子を確認しに散歩に行くと、とある一軒家のブロック塀に張り紙。
『犬の尿糞の不始末許すまじ、ここ周辺毒物散布』
というような内容の貼り紙がしてありました。
狂気を感じますね(笑)
毒物は警告の意味で本当は散布していないのかも知れませんが、将来動物を飼って散歩中に誤ってその毒物に触れたり、子供だって触れる可能性があると思います。
ましてそのような憎悪を向けている人が近所に住んでいる(そしてそれだけの憎悪を向けられるだけの糞尿の不始末、嫌がらせ?を繰り返すやばい飼い主?がいる)だけで色々近隣の人間関係など、物騒な気がしたので泣く泣く選択肢から除外に至ったこともあります。
内容は違いますが、『この一帯新築建設反対!』みたいな貼り紙が貼ってあるところもあり、後々嫌がらせや悪戯、放火(それはさすがにないとは思いますが)などのトラブルが起きる気がして除外しました。
以上のように様々な視点で安全に生活できるイメージをしっかり持てるか、自分自身だけでなく、家族の生活の目線で物件だけでなく周囲〜最寄り駅の状況も確認することが必要と思います。
続く