生界


先日、久しぶりに実家に帰った。

正直なところ、実家が近づくにつれ、心が狭くなっていった。

なぜかというと、痛いところをつかれるのがわかっていたからだ。

案の定、そうだった。

おらは、否定されることが苦手だ。
正直、"慣れ"が染み付いてきていると思ったけどそんなことなかった。

だからと言って、全部を肯定してほしいわかじゃないし、おら自身も他人を全肯定しているわけではない。

「今の自分の生き様を胸を張って、親や友達、全人類に言えますか?」

おらは無理だ。

相変わらず、どっちつかずの自分がいる。

ありがたいことに、周りの友達、仲間には恵まれている。
しかも、自分のやってることを肯定してくれる。

だからこそ、否定というか、マジョリティな世界に出たら、怖くなるのかもしれない。


たまたま観たドラマで

「後ろめたさがあるから、すぐに報告できなかったんじゃないの?」

と、失業して、給料を貰わずシェアハウスの管理人していることを母親に報告できずにいた息子に、母親が言った言葉だ。

なんかすげえ刺さった。

鳥取に来月から行く予定だと親に報告した。
正直ほんとにノープラン。

聞かれることはいつも一緒だ。

"お金はどうするの?"
"働くの?"
"住む場所は?"

いや、わかってるけども。
何も聞かないでくれって思ってしまう感情は罪か?

苦しい、悔しい。

やっぱりまだまだ弱かった。

消えかけの火種が燃え上がる日はいつだ?

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