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小さい頃の、好奇心の旺盛さを思い出す|「ギズモード・ジャパンのテック教室」著:GIZMODO
東京旅行を利用して、3月くらいでまったり読むつもりで持っていったら、雪の影響でめちゃくちゃ遅延してしまった行きの新幹線で読破してしまったtip本。既知の知識もあったけど、「はぇ~知らんかった」って情報も沢山あったからよかった。あと、読んで更に疑問が沸いたとき、ChatGPTがめちゃくちゃ便利。
【スマホのタッチパネルの仕組み】
画面全体に弱い静電気が蓄えられていて、導電性のある物体(水とか指とか)が触れるとそこから静電気がなくなることで、触られた場所を感知しているらしい。じゃあ、導電性のない完全な純水なら、どれだけスマホの画面が濡れても誤作動しないのかな。
【スマホのワイヤレス充電の仕組み】
フレミング左手の法則に関連して微かに覚えているのは、コイルに電流が流れると磁界が発生するということだ。充電用のパッドにはコイルが入ってあって、そのコイルに電流を流すと、磁界が発生する。その磁界の変動をスマホが持っているコイルが受けることで、電流が発生するらしい。おもしれー。
【IHクッキングヒーターの仕組み】
上記と大体同じ。IHのプレートにはコイルが入っていて、そこに電流を流すことで磁界が発生する。その磁界を導体(今回で言うと鍋底とか。コイルじゃなくてもいいらしい)が受けて、電流が発生する。電流が発生すると、それによる抵抗熱が発生するので、鍋底だけ熱くなる。ここらへんの磁力⇔電力⇔熱力の関係を知っていたら、あのあたりの物理の授業は前のめりで聞けていたなーと思う。
【Wi-FiとBluetoothが混線しない理由】
周波数が違うから。Bluetoothは2.4GHzで、Wi-Fiは5GHzの場合、「どれがどっちの電波か」を見分けやすいらしい。でも、Wi-Fiも2.4GHzを利用しているらしい(確かにWi-Fiの設定で見たことがあるような・・・)。
(ここからは自分で調べたこと)何故2.4GHzがよく利用されているのかというと、理由は二つあって、一つは「2.4GHzは誰でも自由に使っていいよ!」と、どこかの偉い人がそう決めているから。だから皆そこを使っているらしい。何故周波数のレンジを絞っているのかと言うと、多分、混線してはいけないものが混線してしまうのを避けるためだと思う。飛行機にいるパイロットとの通信とか。もう一つは、障害物の透過性と、通信可能距離と、情報伝送スピードのバランスがいいかららしい。5GHzのWi-Fiは、前者2つを若干犠牲にする代わりに、通信速度は上がるみたい。使い分けよう。
【LINE電話だと通話料金が掛からないのはどうして?】
インターネットを利用したデータ通信だかららしい。サイトを閲覧したり、ショート動画とかを観る場合と同じルートで情報がやり取りされているから。普通の電話は、インターネットとは異なる専用の回線(電話回線)を使用している。
(ここからは自分で調べたこと)じゃあ、どうして電話回線業者は潰れないのかと言うと、やっぱり電話番号という便利な識別子があるというのと、専用の回線を引いているから、停電時や災害時にも安定して電話ができるらしい。いいね。じゃあ、専用の回線を引いているとは思えないスマホからの電話はどうなんだと思ったけど、ここは更にちょっと複雑そうだったのでやめた。
【あと細かいtips】
・海外の人とインターネット通信ができるのは、海底に光ファイバーが張り巡らされているから。スマホからだと、一度「基地局」という光ファイバーを持ってる場所を経由する。
・暗いところでもスマホがロック解除できるのは、目に見えない赤外線を照射して、顔の凹凸を判断しているかららしい。だから、顔の写真だと認証を突破できない。
・マップアプリが、自身の位置を特定できるのは、近くにいる複数の衛星からの距離に基いて計算で出しているかららしい。感覚的には、めっちゃ高いところとかにいたら誤作動を起こしそうだけど、計算に使う衛星の数が十分(4つくらい)だから大丈夫らしい。
・体組成計が、体重だけではく体脂肪率とかも計算できるのは、踏み台から微弱な電流を流して、その流れやすさ(にくさ)から計算しているらしい。脂肪が多いほど、電流は流れにくいらしい(直感と合ってる)。