ローネ弦張り替えレポート(更新完了)
※本エントリは マンドローネ Advent Calendar 2020 の1日目の記事です。
関西でマンドローネを弾いております石川と申します。
マンドローネの弦を張り替える様子をレポートしようかと思います。 …なのですが、本記事の執筆が公開前日の深夜となってしまったため、当日の夕方以降に随時更新するスタイルでお送りします。すみません。
現在は、エルマノ・マンドリンオーケストラのトップ楽器でありますガエタノ・ヴィナッチャ1907を有り難く弾かせていただいております。こちらの楽器に関しても後ほど詳しくご紹介させていただきます。
用意するもの
楽器(ガエタノ・ヴィナッチャ 1907)
弦、フィンガーイーズ、クロス、スレッジハンマー、使い慣れたピック
あとはやる気。
いざ張り替え、の前に
ブリッジの位置をマークしておきましょう。
間違っても表面板を傷めないよう、粘着力を落とした付箋で。
また、弦は張る前にフィンガーイーズを染ませたクロスで拭いておきます。
サビ防止になると期待しています。実際はよくわからん。
※なお、フィンガーイーズの染み込んだクロスで楽器を拭くと塗装が痛む可能性がありますので気を付けてください。自分はこのあと風呂でクロスを洗います。
いざ張り替え
テールピースはこんな感じ。
どれくらい余裕をもたせるのかというと、勘です。
低い弦から替えていく派です。
G線あたりからこの1回引っ掛けるテクニックを使います。
でもこれ難しいんですよね。
半分交換完了。
絵面が変わらないのであとは省略。
8本とも張り替えました。
事後作業
弦を張り替えたあとにやることがいくつかあります。
フレッチング(ブリッジ位置調整)
12フレットの実音とハーモニクスを比べて、ってやつですね。
今回はあまり問題がなかったので省略。
余り弦の処理
糸巻きの向こうに余った弦(自分は「ムダ毛」と呼んでいますが、あまり定着しませんね)について、マンドローネ界隈の皆さんは御存知かと思いますが、これは残しておく必要があります。弦が切れたら縛りますよね。
ですので、一部で流行しているムダ毛アートはやりません。いい感じに丸めておきます。
うーん、イマイチですね。
自分の楽器がローマ型ヘッドなので、ナポリ型ヘッドのムダ毛処理の方法を忘れてしまいました。
というわけで
特にオチなどはありませんが、弦の張り替えは恙無く終了いたしました。
※2020/12/06(日)に予定されていた絃楽合奏団B-one 第16回演奏会は、大阪府のコロナ警戒レベル「赤信号」の点灯に伴う外出自粛要請に従う形で開催中止となりました。悪しからずご了承くださいmm(再掲)
今週末 12/6(日) に演奏会がある予定でしたが、中止となりました。無念。
幻の 絃楽合奏団B-one(びーわん)第16回演奏会
第1部の1曲目が一番マニアックで、終盤に向かうにつれて普通になっていくという戦略的な選曲となっております。それなら第2部から行こう、とか言わずに最初から来てください。…というネタももう終了。
供養のためにチラシだけ貼っておきます。
今年はローネベースサミットも開催できていないのが心残りです。
皆様もお身体に気を付けて。あと余裕があったら記事書いてください。
以上です。
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古弦アート「オリンピック」(2020年)
(さっきまで五輪マークが上下逆さでした。熱心なリスナーの方からご指摘をいただきました。恥ずかしい)