マンドローネ(小ネタ)の群れ
※本エントリは マンドローネ Advent Calendar 2021 の25日目の記事です
関西でマンドローネという楽器の啓蒙活動に勤しんでいる石川と申します。みなさんマンドローネの仕入れは間に合いましたか?
ヘッダ画像は某大学マンドリンクラブの100周年?のときのローネパート集合写真です。これだけローネだけがあると脳がバグってきますね。
先日悪友たちとのプチ忘年会の際にマンドローネの話をしたんですけど。
「『マンドローネ』で検索したら8割方石川のツイートしかない、絶対盛り上がってない」と断言されました(やかましいわ)
最終日ですが、カレンダーが埋まらなかったら書こうと思っていたことの詰め合わせのゆるめの内容です。お許しください。
マンドローネ号、初出走
3日目「マンドローネ号(競走馬)について」で紹介したシルク・ホースクラブ様の競走馬「マンドローネ号」が、明日 12/26(日) に初レースです。応援するしかありませんね。
とりあえず馬券の買い方を調べるところから…
サブハーモニクス奏法の話
11日目「大きな弦楽器たち」にて、各楽器の最低音を書いてましたが、実は擦弦楽器で特殊な弾き方をすることでさらに低い音を出すことができるというのを知りました。
バイオリニスト/作曲家の木村まりさんが発見したサブハーモニクス奏法を用いると、最低音弦のさらに1オクターブ下の低音を鳴らせるとのこと。
コントラバスで実践されている方もいらっしゃいますね!
コントラバス奏者の近藤聖也さん。すげえ。
もしかしてこれがあればマンドローネでコントラバス譜の音域を楽勝でカバーできるのでは?とか思いましたが、弦に圧をかける奏法は撥弦楽器では原理的に無理そうです。残念。
フラットローネの群れ
今年はやけにフラットローネの登場回数が多かったですね。
A.Monzino & Garlandini 制作年不明
/ 札幌プレクトラム・アンサンブル所有
A.Monzino & Garlandini 制作年不明
/ めたるぐる氏所有
石川东一郎 1967年
/ 札幌プレクトラム・アンサンブル所有
本当はもう1台、すぎりん氏に記事を書いてもらおうと思っていたのですが、諸事情により写真のみの掲載とさせていただきます。
Giovanni Käsermann 1922年
/ すぎりん氏所有
買ってから弾く機会がないらしい。もったいないから弾きなさい。
次世代のマンドローネに関する妄想
前セクションに書いたとおり、今年はフラットローネを目にする機会が多かったのもあるのですが。
2021年に登場した 石橋敬三さんの「futura」や、岩下マンドリン&ギターさんの「tote」など、フラットバックの新しいモデルを見ていて羨ましくなってます。
棒(エンドピン)かストラップを装着可能
弦は5コース(E・A・D・G・C)でローネとベースの音域をカバー
単弦。トレモロはしにくいけど、ピッキングの方が好きだし(僕が)
フラットバックで、運搬時に(今より)嵩張らない
打ち込み奏法※が可能な頑丈ボディ
例えばアコースティックベースとか、ギタロンとか、コントラバス・バラライカとか、そのあたりの需要をまとめてカバーできる楽器が登場したらちょっと面白いのではないかと思うんですよね。
面白いだけでどこにも混ぜてもらえない可能性も微レ存
2022年の抱負
2019年10月に「関西ローネベースサミット」と称して延べ18団体くらいのローネ・ベース(・指揮者)を集めた交流会を開催した時には毎年やるつもりだったんですが、コ■ナのせいで2020-2021は開催ならずでした。
そんなに人数は集まらなくてもいいので、団体の枠を超えて交流する機会を作りたいですね。「大きな(低音の出る)楽器(が好きな人)」程度のくくりで。
アドベントカレンダーに寄稿いただいているのにまだリアルでお会いしたことのない方が増えていってしまっているので、どこかで帳尻を合わせたい気持ちです。
誰か企画手伝ってくれないかな(チラッチラッ
以上、締まらない文章ですみません。
さて、3年目のマンドローネ Advent Calendarですが、皆様の協力でなんとか最終日を迎えることができました。今年も皆様の強すぎるマンドローネ愛を感じることができました、ありがとうございます。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
あ、明日のレース、応援よろしくお願いします!