第9回IVR認定放射線技師試験問題 Ⅲ放射線防護
IVR認定放射線技師の過去問はありますが、答えと解説が掲載されていないため作成しました。あくまでも自分で調べ答えや解説を導きだしたものなので自己責任でお願いします。
問題 1. 電離放射線障害防止規則において誤っているのはどれか。
1. 規制対象は診療における患者の被曝も含まれる。
2. 外部被曝による線量の測定は、1 cm 線量当量、及び 70 μm 線量当量について行う。
3. 放射線業務従事者はその受ける実効線量が 5 年間につき 100 mSv を超えず、かつ 1 年間につき 50 mSv を超えてはならない。
4. 事業者は管理区域に立ち入る労働者の管理区域内において受ける外部被曝による線量及び内部被曝による線量を測定しなければならない。
5. 女性の放射線業務従事者(妊娠する可能性がないと診断されたもの、妊娠しているものを除く)の受ける実効線量については、3 月間につき 5 mSv を超えないようにしなければならない。
解答 1
患者の医療被曝には線量限度はない。
問題 2. 医療被曝の説明として誤っているのはどれか。
1. 法令により線量限度を規定している。
2. 生物医学研究の志望者の被曝は医療被曝に含まれる。
3. 患者の家族が X 線撮影の介助をした際に受けた被曝も含まれる。
4. 行為の正当化とは放射線利用から得られる便益がリスクを上回ることである。
5. 防護の最適化とは正当化された放射線利用において、種々の要因を考慮しながら、線量を合理的に達成可能な限り低く抑えることである。
解答 1
医療被曝には線量限度はない。
問題 3. 職業被曝について誤っているのはどれか。
1. IVR を行う医師が受ける被曝。
2. 航空機乗務員の宇宙線による被曝。
3. 眼の水晶体の等価線量限度は 150 mSv/年である。
4. 妊娠中の女性は内部被曝による実効線量限度が定められている。
5. 妊娠中の女性の等価線量限度は腹部表面で 1 mSv(出産まで)である。
解答 5
職業被曝が150 mSv/年。公衆被曝は15mSv/年。しかし水晶体被曝限度は見直され、5年間の平均で20mSv/年かついずれの1年において50mSvを超えないことになる。
妊娠中の女子腹部表面の線量限度は、等価線量で2mSv/妊娠期間
内部被ばく ― 実効線量 1 mSv/妊娠の申し出から出産までの期間
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