事業を創るダブルダイヤモンド思考
この記事を読めば「事業を創るためのフレームワーク」を完璧に理解できます。
こちらと合わせて関連記事の「クリエイティブスキルでビジネスを創る」を読まれることをオススメします。
それでは始めていきます。
■ダブルダイヤモンド思考とは?
まずあなたの目の前に「課題」があるとします。
あなたならその課題に対してどのようにアプローチしていきますか?
今回は「ダブルダイヤモンド思考」を用いて「課題に対してどのようにアプローチしていくのか?」を解説していきます。
まず考えるべきことは「何が課題を解決するのか?(WHAT)」です。
「何で・何が(WHAT)」を 先に考えることが重要です。
「どのように課題を解決するか?(HOW)」はその後からです。
課題に対して「何が課題を解決するか?(What)」のアイデアをひたすら拡散していきます。とにかく数を出しましょう。(拡散)
次にそのアイデアを収束させて「1番ベストなアイデア」を絞り出します。(収束)
ここで「何をするか?(WHAT)」が決まりました。
その後に「それをどうやってするか?(HOW)」のアイデアを拡散させていきます。(拡散)
そして最終的に「どうやるのがベストか?」の案まで収束さてていきます。(収束)
この「拡散」と「収束」の思考を繰り返していくとこのようになります。
人の思考は「アイデアを出して選ぶ」「拡散してから収束」することで最も整理されます。
またこのアプローチ方法は、プレゼンテーションの流れにも応用できます。
これがダブルダイヤモンド思考です。
■デザインシンキングの定義
実際に「ダブルダイヤモンド思考」を使ってみましょう。
「不安」「不満」「不経済」など、世の中の『不』はどこにでもあります。
例えば「人とぶつかる」「遠い」「嫌なニオイ」全てそれは「不」に当てはまります。
その「不」を先ほどの「ダブルダイヤモンド思考」に入れるだけで、ビジネスを作ることができます。
ここで「ダブルダイヤモンド思考」と合わせて理解しておきたいフレームワークを紹介します。
例を挙げてこの話の理解を深めていきます。
■実例:ワインの『不』について
今回の例は「ワインの『不』」についてです。
それでは「ワインの『不』」の「共感」から考えを出していきます。
何人かから共感を集めて「ワインの『不』」を拡散してこうした声が上がっているとします。
「何故ワインを1人で飲めないのか?」「何故ワインは高いのか?」「何故ワインは飲み比べできないのか?」
その答えは「ワインはボトル売りされているから」です。
ワイン業界の常識としてこのようなことがあります。
「ワインは空気に触れると酸化劣化するため」にワインにはコルクがつき、さらにボトル売りになっています。
そこでこの課題定義は「ワインは空気に触れると酸化劣化する」になります。
どのようにこの課題を解決するか?
「ボトルを開けずにワインが飲みたい」という業界破壊の発想が出てきます。
このようなことが可能でしょうか?
まずは発想を形にして試作を作ってみます!
そして実際にできたのがこちらです。
CORAVIN (コラヴァン) コルクを抜かずにワインが注げる
検証をする理由は「市場からフィードバックをもらう為」「売り上げ事例を上げる為」です。
このコラヴァンの発明により「ワインをグラスで買える」ようになり「ワインを安く買える」「高級ワインでも飲み比べができる」様になりました。
これによりワイン業界のボトル売りの常識は破壊され、新しい販売方法が定義されました。
これが「デザインシンキングの流れ」になります。
「何が共通して『不』なのかを」ぜひ周りの人と話してみて下さい。
そしてその課題を定義して、どの様に解決するか話し合ってみて下さい。
■まとめ
・事業を作るためのフレームワーク
・ダブルダイヤモンド思考
・「何で・何が(WHAT)」を 先に考える
・「拡散」と「収束」の思考
・世の中の『不』はどこにでもある。
・「共感」「課題定義」「発想」「試作」「検証」
・デザインの定義は「今あるものを破壊して、新しいものを定義すること」
ここまでで、「事業を創るダブルダイヤモンド思考」は以上です!
MUPカレッジで学んだ内容のアウトプットです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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