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子ども乗せ電動自転車はこう選ぶ


2020年11月版

長年ロードバイクやクロスバイクに乗ってた一児のパパです

現在妻が第二子を妊娠中


電動自転車を購入しようと思い、各メーカーの電動自転車を試乗し

カタログ内容を整理したのでこちらにまとめます



メーカーの選び方

今、子供乗せ電動自転車を選ぼうとすると、この三社が出てきます

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初めはどれも違いが解らなかったですが

試乗しながらスタッフさんに話を聞き
調べていく内に大まかに特徴が見えてきたので

メーカー独自のポイントを使ってまとめて行きます 


参考にしたサイト メーカーカタログ





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 試乗した車体3種類

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詳細なカタログスペックは上記サイトから確認できます


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世界一のタイヤメーカーが作るユニークな自転車世界

半世紀以上自転車を作り続けている
日本を代表する自転車メーカーの一つです
現在は日本3工場と中国1工場で生産を行っています

ブリヂストンは他のメーカーが採用していない特徴的な要素が複数あるので
そのポイントを抑えながら触れていきます



①回生充電 回生ブレーキ

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自転車が止まる時にモーターを発電させる事でバッテリーの持ちが良くなります

メリット
ブリジストンを選ぶ一番の魅力といっても良い、アシストされる時間が大きく伸びる可能性があります

左ブレーキをかけたりペダルを漕ぐのを止めると自動で充電されていく

坂が多い地域に住んでいる方にとっては他メーカーの車体よりアシスト時間が伸びる仕組みとなっています

さらに長い下り坂とかでは回生充電中に前輪の転がり抵抗が増え、エンジンブレーキのように減速する回生ブレーキも下り坂で力を発揮します

デメリット
坂が無い地域に住んでいる方はそこまで恩恵を感じる事は少なく、漕ぐのを止めると回生ブレーキが働く為、特徴的なペダリングになるかも


②カーボンベルトドライブ

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昔からブリヂストンはカーボンベルトドライブというチェーンではないドライブシステムをラインナップしています

メリット
大きな特徴として錆びない 伸びない 外れない 事です

錆び
他メーカーの自転車ほぼ全てチェーンです、チェーンは金属なので油が切れるとキシみや摩擦が増え、結果的に走行性能が悪化します
この点カーボンベルトは金属ではないので錆びを防ぎ、日常的な注油作業から開放されます

伸び
以外と知らない方もいるかもしれませんが、沢山乗っているとチェーンは伸びます、そして伸びすぎると切れたり変速の正確性が悪くなります、カーボンベルトはほとんど伸びない素材なのでその心配はありません

外れ
内装変速を採用しており、伸びないカーボンベルトの特性から変速の時にチェーンが外れるといったトラブルはまず起きません


デメリット
パーツ自体がチェーンに比べて高価
構造上、内装変速のみで外部メーカーの外装変速が採用できない事でしたが、電動自転車になる事でこのデメリットは軽減されていると感じます


③両輪駆動

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メリット
ほぼ全ての自転車はペダルを漕ぐと後輪が動きます、前輪は転がっているだけです

ブリヂストンの電動アシストは前輪で発生します
つまり後輪は人力 前輪はアシストの両輪駆動となります

この差がどこで効果を発揮するかというと
まず直進安定性が高いです、後ろに動力が集中するのではなく前後で推進するので漕ぎ出しの安定感があり、ふらつきが少ないです

デメリット
前輪でアシストするので、後ろだけに子どもが乗っている状態や坂道など
後ろ荷重が多くなると前輪の荷重が減りアシスト力が弱くなります
また構造的に前輪が他車種と比べ重く、持ち上げるのが重たく感じました

平たく言うと坂に弱いです



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オリジナリティで勝負!坂を味方にする


チェーン不採用・回生ブレーキ・両輪駆動など、独自に進化を遂げた唯一の機構が複数あり、この独特の機構を魅力に感じる人は選択肢に入る事でしょう
 

※ラインナップの違い
MOB GRI
ブリヂストンらしさが全て詰まった車体
この2車種は見た目と跨ぎやすさ以外に差はありません
回生充電 カーボンベルトドライブ 両輪駆動 などオリジナル要素が満載です


POLAR
実はヤマハ製のモーター操作パネルを採用している為、乗った感想もアシストの具合もYAMAHAの同クラスとほぼ同じです
跨ぎやすさや低重心がその特徴となりますが、両輪駆動やベルトドライブはついておらず、普通のYAMAHAが作る後輪アシストの電動自転車です




どんな人にオススメか
・前に子どもを乗せる機会が多い (前輪アシスト)
・自宅・職場・保育園の周りに坂が多い (回生充電・回生ブレーキ)
・こまめな注油などメンテナンスが嫌 (カーボンベルトドライブ)
・オリジナル要素に惹かれる



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試乗した車体 ギュットクルーム ギュットアニーズ

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詳細なカタログスペックは上記サイトから確認できます


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車体からモーターまで完全自社で制作している本気のMade in Japan


シェアも日本で5割を超え国内電動自転車の最大手です

そんなPanasonicのギュットシリーズですが
チャイルドシート 電気周りに大きな特徴があります
ここらへんの違いをポイントに解説していきます


①コンビのチャイルドシート搭載モデルあり

Conbiが制作している非常に使いやすいチャイルドシートがついているモデルがあります

この動画には出ていない点として5点シートベルトが形状記憶のように飛び出ており、子どもを乗り降りさせる時に潰れにくく装着しやすい、など
さすがConbiと思ってしまう作りになっていました

メリット
Conbi製チャイルドシートの完成度が素晴らしく、サンシェードが初期装備でついている
親の乗り心地や感想は兎も角、乗っている子どもの快適性を考えると、この項目は大きな要素になると思いました

デメリット
本来の使い方ではありませんが、他2メーカーと比べチャイルドシートが浅い為、荷物を載せたりする際は落下に注意が必要です
素直にバスケットを使いましょう



②キーレスエントリー ラクイット

モデルの最後にEXが付く上位モデルのみだが車のキーのように電源ボタンで鍵の施錠が可能

メリット
乗車する際にカバンを探す・出し入れの時間から開放される
男性は鍵を決まったポケットなどに入れた状態で出かける事が多く
鍵ぐらいさっと開けろよ・・と思うかもしれませんが
女性はそもそもポケットがついていない服装も多く
元気な子供を抱きかかえた状態で鍵を探す事はストレスです

この機能がついた車体を奥さんに買う旦那さんは奥さんを大事にする人です
買って貰った奥さんは旦那さんに感謝を忘れずに(笑)

デメリット
ラクイットがついているモデルはついていないモデルと比べ
1万5千円高いです


③単純アンペア数が最高

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メリット
永年のバッテリー制作技術を活かして16Ahと競合2社と比べてアンペア数が高く一度の充電でアシスト距離が僅かに長い (他社は15.4Ah)


デメリット
無し
※坂道などの条件が重なると回生充電を持つブリヂストンの方が長持ちする可能性がある


④アシスト周りが強力

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メリット
試乗した感想として3メーカーの中で一番初期アシストが強力です

Panasonicを選ぶ上で良くも悪くも外せない点がココです

自転車を漕ぎ初めてすぐに、後ろから押して貰えるような強いアシストを受けられる為、信号が多い地域や3人乗りなど荷物が重い状況で目的地に早く到着する事ができると思います
また坂道に関しても3メーカーで一番早く登れます
(ブリヂストンは前アシストなので後ろ荷重の坂に弱く、YAMAHAは初動がマイルドです)

自動でアシスト力が変わる機構はPanasonicは全車種 YAMAHAも全車種に搭載されています


デメリット
初めて電動自転車の乗る、自転車の操縦が苦手な人はこの加速が怖いと感じる人がいるかもしれません
また初動で強いアシストを行う事からパワーやオートマチックモードを使うと他メーカーに比べ減りが早いです(Ah数は一番多いですが・・)


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子供は快適&目的地に早く付きたい人の最適解

子供載せ電動自転車を選ぶという事は、子供を安全に、そして乗り手は快適に早く目的地に移動したい、という願望があると思います
この願望にコミットして作られているのがギュットシリーズであろうと思います
カタログにはアシストが強いなどとはかけませんが、試乗し比べてみれば、時速0kmから24Kmまで到達する時間の差は歴然なので早く目的地に移動する乗り物を探しているのであれば、このメーカーで決まりでしょう

どんな人にオススメか
・子どもの乗り心地を優先したい人 (コンビのチャイルドシート)
・鍵を探したくない (ラクイット)
・目的地に早く到着したい (初動のアシストが強い 単純Ahが一番高い)



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試乗した車種 PAS Kiss&Crew

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詳細なカタログスペックは上記サイトから確認できます


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電動自転車の元祖、ヤマハ


昔からモータースポーツやマリン製品で培ってきた技術を自転車に応用し1993年にPASという一番有名な電動自転車を世界で初めて制作しました

長年培ってきたドライバーが心地よく運転するための複数センサーを用いたアシストの効き具合、坂の強さなどに定評があり、長年のノウハウが車体作りに生かされています


①トリプルセンサーシステム

Panasonicのギュットシリーズにもオートマッチモードが存在しますが、乗り比べた感想としてPASシリーズはより漕ぎ始めがマイルドで坂は強めです

メリット
世界で初めて電動自転車を開発したメーカーだけあって、ビギナーが感じる恐怖と長年向き合ってきたノウハウがあり
自然なアシストの発生に私の妻もこれは凄い、と驚いていました

ちょうど他メーカーの試乗した後に乗車したので、漕ぎ始めのどっかんとした加速にビビっていましたが、自然なアシストに感動したそうです


デメリット
電気のアシストを強く受けたいと思う人(車のターボ車が好きな人)には少し漕ぎ始めのアシストが弱く感じるかも知れません


②コクーンルーム

カンガルーのポケットに入るような独特な形状をしたチャイルドシートがあります
※2021年3月発売のニューモデルは2ステップ必要な開閉が1ステップになり片手操作の利便性が上がったようです

メリット
筒状の包み込まれるような形をしており、蓋を開閉する事で子供を高く持ち上げなくても座らせられる形状をしています

デメリット
年度のモデルによって違いがありますが、通気性が良いモデルと密閉モデルがあり、冬は寒かったり、夏は暑かったりと後から調整するのが難しいかも



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不安があるならYAMAHA!坂に怯える日々は終わりだ

YAMAHAの電動自転車を一言でまとめると
漕ぎ出しは優しく坂はしっかりアシストしてくれる
これにつきます

電動自転車のパイオニアであり、数々の失敗と向き合ってきたであろう跡がそのアシストに伺えます

そしてPASシリーズは日本各地の激坂を登ってみせるという企画を行っていて坂の強さを実証している点も面白いです

自転車に乗るのは久しぶり、運動神経に不安がある、職場や保育園の道のりに激坂がある

そんな人達の最適解がYAMAHAのPASシリーズだと思います


どんな人にオススメか
・電動自転車に不安がある (トリプルセンサーで自然なアシスト)
・自宅近辺に激坂が多い (登れない坂無し 暗峠も登れます)




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